科目名 | |||
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社会学特殊 | |||
担当教員名 | |||
笠井 賢紀 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | 法学部専門教育科目:社会学特殊 |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 72421 |
本科⽬では「共⽣社会」をテーマに理論・実践の両⾯から学ぶ。前半3⽇間は担当教員の共編著をテキストとして⽤い、編者⾃⾝による解説と批判的検討
も踏まえながら議論を深める。後半3⽇間は共⽣の基礎となる「他者の理解」に関して質的社会調査のうち特に⽣活史法を挙げ、授業内の受講者参加型ワ
ークを通じてその⽅法の理解を図る。
第1回講義内容
序章「所与の前提状況としての共⽣」
第2回講義内容
第1章「共⽣経済としてのフェアトレード」
第3章「『我々の世界を変⾰する』SDGsの展開と共⽣社会」
第3回講義内容
第2章「キリスト教倫理から⾒た共⽣と公共宗教」
第8章「落語と共⽣社会」
第4回講義内容
第4章「内発的発展を牽引するまちづくり⼈材」
第7章「アニメ聖地・埼⽟県鷲宮におけるオタクと地域住⺠の邂逅」
第5回講義内容
第5章「多⽂化社会のための共闘と共⽣」
第6章「⾼齢者⾒守り活動におけるコーディネータの育成」
第6回講義内容
第9章「ポピュラー⾳楽が媒介する『移⺠国』ドイツの共⽣の作法」
第10章「⽶国VICE Mediaの表現形式に⾒る共⽣の作法」
第7回講義内容
⽣活史法について
第8回講義内容
⽣活史調査の具体例
第9回講義内容
⽣活史調査ワーク(1)
第10回講義内容
⽣活史調査ワーク(2)
第11回講義内容
⽣活史調査に基づく研究の例
第12回講義内容
試験・総括
その他の学習内容
・課題・レポート
リアクションペーパー 10点×5回=50点
グループワーク 20点×1回=20点
授業内試験 30点×1回=30点
『共⽣の思想と作法』/笠井賢紀・⼯藤保則 法律⽂化社 2020年
プリントを適宜配布する
『質的社会調査の⽅法』/岸政彦ほか 有斐閣 2016年
『はじめての社会調査』/三井さよほか 世界思想社 2023年
授業内で、他の受講生と話し合ったりグループワークを行ったりすることがあります。必要以上に自己開示し過ぎないように受講生各自でコントロールするとともに、授業で知り得た他の受講生の個人的な情報について取り扱いに十分注意してください。
前半3日間は教科書を用いた講義です。シラバス記載の通りに行いますので、当該授業を行う前に、該当する章を熟読してきてください。(参考文献2冊は後半3日間に関連する内容です。読んでこなくても構いませんが、読むと授業の理解はより深まると思われます。)
毎日、2コマ目の最後に授業内リアクションペーパーを提出してもらいます(計5回)。ただし、最終日はリアクションペーパーに代わり、授業内試験を行います。
授業中に適宜グループワークを行います。特に5日目はグループワークがメインです。