慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
哲学史
担当教員名
小沢 隆之/山下 智弘
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 日吉 共通開講学部 文学部専門教育科目:哲学史
設置年度 2024 授業コード 52403

授業科目の内容

歴史上の重要な哲学者の思想をもとに、哲学の分野の1つである認識論について講義する。
第1回から第6回は小沢が担当し、ヘレニズム哲学からアウグスティヌスに至るまでの古代〔末期〕の認識論について説明する。第7回から第11回は山下が担当し、『純粋理性批判』を中心とするカントの理論哲学について説明する。
受講者には最終的に、それぞれの哲学者の中心的な主張の内容とその根拠を理解し、再現できるようになることを期待する。

第1回講義内容
イントロダクション・古代〔末期〕哲学の認識論(1):懐疑主義の脅威

第2回講義内容
古代〔末期〕哲学の認識論(2):エピクロス派の認識論

第3回講義内容
古代〔末期〕哲学の認識論(3):ストア派の認識論

第4回講義内容
古代〔末期〕哲学の認識論(4)ストア派とアカデメイア派の論戦

第5回講義内容
古代〔末期〕哲学の認識論(5)アウグスティヌスの認識論

第6回講義内容
古代〔末期〕哲学の認識論(6)アウグスティヌスの自己認識論

第7回講義内容
カントの『純粋理性批判』(1)

第8回講義内容
カントの『純粋理性批判』(2)

第9回講義内容
カントの『純粋理性批判』(3)

第10回講義内容
カントの『純粋理性批判』(4)

第11回講義内容
カントの『純粋理性批判』(5)

第12回講義内容
試験と講評

その他の学習内容
  ・なし

成績評価方法

最終日に課す試験によって評価する。試験問題は2人の講師が1題ずつ出題する。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

『純粋理性批判』/イマヌエル・カント(原佑 訳) 平凡社 2005
『アウグスティヌスの懐疑論批判』/岡部由紀子 創文社 1999
『ギリシア哲学者列伝』(中・下)/ディオゲネス・ラエルティオス(加来彰俊 訳) 岩波文庫 1989

受講上の要望、または受講上の前提条件

特になし。