科目名 | |||
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西洋史概説Ⅰ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第2類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | T0EA001302 |
この概説は、ローマ帝国期から16世紀中頃までのヨーロッパ史を対象とします。ローマ帝国やヨーロッパ中世は、私たちが思っている以上に、いくつもの面で現代社会に影響を与えています。法律、暦、公正金利、国民、サイエンス、そして皆さんが通っている大学などです。本科目が取り上げるのは、ローマ帝国、その瓦解後の模索、帝国、教皇、周辺の国々、キリスト教の浸透、中世の生活、国民の出現、宗教改革、近代の芽生えなどです。
この主題についてさらに理解を深めるために、テキストの他に、長谷川岳男(編著)『はじめて学ぶ西洋古代史』(ミネルヴァ書房、2022年)(特に第Ⅱ部)、堀越宏一ほか(編著)『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2013年)および以下の参考文献も読んでください。
古代から中世末期にかけての歴史的概要ならびに研究史上の重要論点を把握するべく、テキストはなるべく早めに、そして必ず通読するようにしてください。その後に、講義要綱や参考文献に挙げた書籍を参照してください。
総合教育科目「歴史(西洋史)」を履修していることが好ましい。
「西洋史概説Ⅱ」「西洋史特殊Ⅱ」「西洋史特殊Ⅲ」
科目試験による。
ピーター・ブラウン(著)、足立広明(訳)『古代末期の形成』、慶應義塾大学出版会、2006年
南川高志『新・ローマ帝国衰亡史』岩波新書、岩波書店、2013年
ベルトラン・ランソン(著)、大清水裕(訳)、瀧本みわ(訳)『古代末期:ローマ世界の変容』文庫クセジュ、白水社、2013年
ジリアン・クラーク(著)、足立広明(訳)『古代末期のローマ帝国:多文化の織りなす世界』、白水社、2015年
金澤周作監修『論点・西洋史学』、ミネルヴァ書房、2020年
ブライアン・ウォード=パーキンズ (著)、南雲泰輔(訳)『ローマ帝国の崩壊[新装版]:文明が終わるということ』、白水社、2020年
レポート作成のためには、必ず上記の参考文献を読み、課題の問いに対して正面から答えるように注意してください。その際に、答えの根拠を、関連する具体的な事例・出来事をひきつつ明示するしてください。
なお、その際、テクストあるいは参考文献の抜き書きや丸写しなどの「剽窃」を犯さないよう、以下の 10分講義をぜひ踏まえてください: https://www.youtube.com/watch?v=IxM1e4W1S8I (科目試験の際も同様です)。