科目名 | |||
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国文学古典研究Ⅱ-2 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 1 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | T0EA006101 |
洒落本・人情本・滑稽本や読本といった近世後期小説の展開を学び、黄表紙や合巻等の草双紙を含め、様々なジャンルの作品を実際に読んでいく。
まず大きな文学史的流れを把握するようにして読む。次にジャンルや、作者や作品について、辞典や全集の解説を参照しつつ、具体的なイメージを作りながら、理解するとよい。
自身で入門書などを読み、江戸文学について、事前にある程度知識を得ていることが望ましい。
科目試験による。
『日本古典文学大系』(岩波書店、1957-69)、『新日本古典文学大系』(岩波書店1989―2005)、『日本古典文学全集』(小学館、1970-1976)、『新編日本古典文学全集』(小学館、1994-2002)、『新潮日本古典集成』(新潮社、1976-2004)のうち、江戸中後期の文学、とくに戯作文芸に関係する巻。『日本古典文学大辞典』(岩波書店、1982-84)、『草双紙事典』(東京堂出版、2006)、『上田秋成研究事典』(笠間書院、2016)などの諸辞典類。
レポート作成にあたっては、テキストを精読し理解するのは勿論であるが、それだけでは十分とは言えない。まず、自身で図書や雑誌に掲載された論考を参照し、様々な学説を理解することに努めてほしい。最新のものを中心に複数の考え方を知ることによって、自ずと論述すべき問題の所在は明らかとなるはずである。次に、必ず個別の作品を読み、その本文を自ら分析してほしい。この講義では、作品本文を読解した形跡のないレポートには、合格を与えていない。
なお、レポートは、参考文献の文章と、自分自身の考えをはっきり区別して書くこと。参考文献は、著者名・書名・論文名・掲載書名もしくは雑誌名・巻数・刊行年及び当該ページなどを明記のこと。