科目名 | |||
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漢文学Ⅰ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | T0EA008601 |
当科目は中国文学の概説および作品選読である。「漢文学」という名称の通り、対象は中国の古典文学に限定し、近現代のものは含まない。
中国で伝統的に「文学」と言う場合、言語によって表現される文芸・学問全般を指す。当科目では、その中の詩文・思想・歴史の三つの領域を扱う。
まず、テキスト第一部の「漢文学概説」を熟読すること。概説は各ジャンルの最も重要と思われる項目のみを簡略に紹介しているので、巻末の参考文献などによって不足の点を補ってほしい。
中国古典文学の全体的な流れが把握できた段階で、次の第二部「漢文学選読」に進むこと。テキストは原文に訓読と注釈を付しただけであるので、全文の解釈および作品の背景については各自で辞書・参考書を使って詳しく調べてほしい。
「中国文学史」を履修済みであることが望ましい。
「中国文学史」「漢文学Ⅱ」「漢文学Ⅲ」
科目試験による。
①塩谷温『中国文学概論』講談社学術文庫、1983年
②黎波『中国文学館』大修館書店、1984年
③荘司格一ほか『中国文学入門』白帝社、1987年
④九州大学中国文学会編『わかりやすくおもしろい中国文学講義』中国書店、2002年
⑤松原朗ほか『教養のための中国古典文学史』研文出版、2009年
指定の字数内で、はっきりと読みやすく書くよう心がけること。
論述に際しては、必ず具体的な作品(一部でも可)を挙げて説明すること。レポート本文では、自分が考察した部分と引用文や参考文献を参照した部分を明確に区別し、引用・参照した文献の書誌情報と該当ページを注に明記すること。