科目名 | |||
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英米法 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | T0EC001901 |
この科目の目的は、大陸法とは異なる法体系である英米法(コモンロー)の体系について理解することである。歴史的にも構造的にも我が国が属する大陸法の法体系と異なるものを学ぶことによって、それとの対象により法についてよりよく理解できるようになることが主な理由だが、戦後に我が国の法体系もアメリカからの影響を多く受けており、また国際的ハーモナイゼーションによって英米法と無関係ではいられなくなっているかという理由もある。
したがって、この科目においてはコモンローの特徴である判例法主義、陪審制、法の支配といった要素がどのように形成されてきたかをマグナカルタや権利の章典、アメリカ合衆国憲法などを通じて理解する必要がある。
テキスト全体を読解し、英米法固有の思考法を理解するように試みること。
実定法科目についてある程度履修を済ませており、日本法とそれを含む大陸法における法のイメージを理解していることが望ましい。
特にない。
科目試験による。
『英米法判例百選』(ジュリスト)有斐閣
『アメリカ法判例百選』(ジュリスト)有斐閣
伊藤正己・木下毅『アメリカ法入門〔第5版〕』BUL双書日本評論社、2012年
田中和夫『英米法概説[再訂版]』有斐閣、1981年
『英米法』(現代法学全集48)筑摩書房、1985年
樋口範雄『はじめてのアメリカ法 補訂版』有斐閣、2013年
その他英米法に関する履修者が興味を持てる書物。幅広く、英米法に関する本を読んでください。
問題を見てそれに合わせた学習をするのではなく、全体の学習を終えてからレポート課題に取り組むこと。