科目名 | |||
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英語(リーディング)D | |||
担当教員名 | |||
横山 千晶 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 外国語科目/英語 | 単位 | 1 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | 22503 |
「文学作品を味わい尽くす」
英語で書かれた短編小説を徹底的に味わい尽くします。短編小説は短いからといって侮れません。数少ない言葉の中に込められた様々な象徴、言葉の音やリズムがあらわす雰囲気、短い物語の中では全く語られないものの背景に控えている大きな歴史的・文化的な事実や事件、それらが混然一体となって深い文学世界を形作っています。この授業は以下のような方々に履修していただきたく思います。
・英語は得意で読むのも大好きだが、その英語力を生かして、新たな解釈の世界を広げてみたい
・作品の背景にある歴史、文化、思想についてさらに深く知りたい・探りたい
・他者の解釈を聞いてみたい・語り合いたい
・朗読や身体的な表現を絡めて文学を味わってみたい
扱う作品は日本では未訳の作品です。また、作者の中には有名な人もいますが、日本ではほとんど知られていない人もいます。
新しい作家との出会いを楽しんでください。
授業は以下のプロセスで進めていきます。
1.その日に扱う作品をきちんとした日本語で翻訳する
2.朗読して、英語のスタイルや言葉の使い方から、物語の中に潜む意味について皆でディスカッションする
3.物語のテーマについて考察する
4.物語の翻案を作って個人やグループで発表してみる
上のようにただ作品を机上で読むのみならず、五感で味わい、創作につなげていきます。もちろん作者の意図は重要ですが、物語は同時に読者のものでもあります。唯一の正しい解釈というものはありません。時には作者の思ってもみない、あるいは無意識のうちにあらわされたテーマを見つけることもあるでしょう。また、個人の経験に基づいた解釈も大歓迎です。互いに自分の解釈を披露しあいましょう。短い期間ですが、忘れられない作品とメンバーとの出会いがあると信じています。
第1回講義内容
E. E. Cummingsの[If freckles were lovely]を朗読する
第2回講義内容
E. E. Cummingsの[If freckles were lovely]を翻訳する
第3回講義内容
E. E. Cummingsの[If freckles were lovely]を解釈する
第4回講義内容
E. E. Cummingsの[If freckles were lovely]に倣って詩を作る
第5回講義内容
Julia Alvarezの "Snow"を翻訳する 1
第6回講義内容
Julia Alvarezの "Snow"を翻訳する 2
第7回講義内容
Julia Alvarezの "Snow"を解釈する 1
第8回講義内容
Julia Alvarezの "Snow"を解釈する 2
第9回講義内容
Spencer Holst の"Brilliant Silence"を翻訳する 1
第10回講義内容
Spencer Holst の"Brilliant Silence"を翻訳する 2
第11回講義内容
Spencer Holst の"Brilliant Silence"を翻案する 1
第12回講義内容
Spencer Holst の\"Brilliant Silence\"を翻案する 2
その他の学習内容
・課題・レポート
・翻訳は授業の前に各自やってきていただきます。また毎回課題、創作、あるいはふりかえりのレポートを出していただきます。
各回の翻訳と毎回のレポート、およびクラスの中での意見交換と発表で、総合的に判定いたします。毎回の課題は必ず提出し、英語を理解した後は、積極的に自分の意見や解釈を皆さんと交換してください。
プリントを適宜配布する
授業が始まる前にすべての物語のプリントを配布(あるいは配信)いたします。
各回の授業で紹介いたします。
テキストは授業が始まる前に配布いたしますので、予習を行って授業に望んでいただければ幸いです。読む作品は、履修者の人数によってシラバスで紹介しているものから変更する可能性もあります。基本的に毎回課題を提出していただきます。初回の授業では最初の作品を必ず翻訳して持参してください。翻訳は各自の作業ですが、授業では、作品を朗読したり、ディスカッションしたり、グループで発表したりと、協働による学びを基本とします。物語の解釈はさまざまであって構いません。この授業では自由に自分の意見を言ってみようという気持ちのある方々に履修していただきたいと思います。