授業科目の内容

　イギリスを含むヨーロッパでは、長らく「詩」が最重要な文学ジャンルの一つとして君臨していました。それにも拘らず、（日本に限らず）詩とは何か難解でつまらないものと受け取られがちです。しかしこの抵抗は、知識と慣れによって大部分は乗り越えられるものです。そして乗り越えた後に眼前に広がるのは、芳醇なヨーロッパ文学の伝統そのものであることでしょう。
　本講義では英詩の「読み方」を、前半は「詩形」に、後半は「ジャンル」に注目しながら解説します。

第1回講義内容
「詩」とはなにか 詩とジャンル ヨーロッパ詩と日本文学

第2回講義内容
ソネット講義・講読

第3回講義内容
ヒロイック・カプレット講義・講読

第4回講義内容
ブランク・ヴァース講義・講読

第5回講義内容
スタンザ詩講義・講読

第6回講義内容
バラッド講義・講読

第7回講義内容
エレジー講義・講読

第8回講義内容
パストラル講義・講読

第9回講義内容
オード講義・講読

第10回講義内容
エピック講義・講読

第11回講義内容
ロマンス講義・講読

第12回講義内容
まとめ／感想記入

その他の学習内容
　　・小テスト
　　・テクストの予習

成績評価方法

各日一回の小テスト（60%）とまとめ課題（40%）で評価します。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
詩のテクストおよびハンドアウトは初日に配布します。

受講上の要望、または受講上の前提条件

「英詩」の講義なので英語に触れることは予め想定してください。また内容の把握も重要ですから、テクスト配布後は極力自力で先を読み進めておくことをお勧めします。