科目名 | |||
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国際経済学 | |||
担当教員名 | |||
久野 新 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | 法学部「国際経済学」として開講 |
設置年度 | 2025 | 授業コード | 62527 |
国と国とが貿易を行うのは何故なのか。ある国の主要貿易品目はどのように決定されるのか。貿易自由化や自由貿易参加の是非をめぐり国内でも意見が衝突するのは何故なのか?グローバル化と経済安全保障とのバランスはどう取るべきなのか?
本講義では、広義の国際経済学のなかでも国際貿易論と呼ばれる領域の理論の基礎を学び、こうした諸問題について受講者が自ら考察できるようになるための訓練を行う。その際には、担当教員の過去の民間シンクタンク勤務時および経済産業省出向時の実務経験をもとに、経済理論と現実の通商政策がしばしば乖離する背景についても考察を行う。
・学習の到達目標
本講義で登場する基礎的な用語や理論について、第三者に対して説明できるようになること。
講義内容は以下を予定している。
第1回講義内容
イントロダクション
第2回講義内容
部分均衡分析の方法論(復習)
第3回講義内容
貿易政策の基礎
第4回講義内容
貿易政策の応用
第5回講義内容
比較優位と分業の利益
第6回講義内容
国際貿易のルールと貿易交渉(1)
第7回講義内容
国際貿易のルールと貿易交渉(2)
第8回講義内容
地域貿易協定(1)
第9回講義内容
地域貿易協定(2)
第10回講義内容
グローバル化と経済安全保障(1)
第11回講義内容
グローバル化と経済安全保障(2)
第12回講義内容
グローバル化と経済安全保障(3)
その他の学習内容
・新聞やテレビの報道などで通商政策や経済安全保障政策に関する時事問題に常に関心を持ち、批判的に思考すること。
最終日の試験(持ち込み不可)のみで評価する。
国際経済学をつかむ〔第2版〕/石川城太・椋寛・菊地徹 有斐閣 2013
プリントを適宜配布する
1. 予習として、各日の学習するテキストの該当箇所を事前に読んでおくこと。
2. 経済原論を履修済みであることが望ましい。
3. 授業内のディスカッションに積極的に参加すること。
4. 教員の同意なしに本授業の様子を写真やビデオで撮影することは許可しない。
あり