科目名 | |||
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海洋法 | |||
担当教員名 | |||
武井 良修 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 秋期週末スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2025 | 授業コード | 72508 |
国連海洋法条約を中心とする海洋法の概要を理解することを目的とします。授業の中では、海洋法の諸制度がどのように発展してきたのかという歴史的展開とともに、海洋法が海洋をめぐる現代の諸課題にどのように対処してきているのかを、最近の事例を分析しつつ検討していきます。
担当者は国連法務部の法務官として海洋法に関する条約作成や関連条約の実施に関わる業務に従事してきました。本科目ではこのような経験を踏まえて、理論と実務の両面を念頭に置いて講義を進めていく予定です。
第1回講義内容
イントロダクション
海洋法の歴史
第2回講義内容
海洋法の法源・アクター
第3回講義内容
海域の区分と各海域の特徴①
第4回講義内容
海域の区分と各海域の特徴②
第5回講義内容
海洋境界の画定
第6回講義内容
海洋における活動の法的規制①
第7回講義内容
海洋における活動の法的規制②
第8回講義内容
海洋環境の保護・保全
第9回講義内容
気候変動と海洋酸性化
海洋と人間
海洋と貿易
第10回講義内容
海上安全保障
第11回講義内容
海洋をめぐる紛争の平和的解決
第12回講義内容
試験・講評
その他の学習内容
・小テスト
平常点(20%)、小テスト(30%)及び最終日の授業内試験(50%)により総合的に判断します。
プリントを適宜配布する
海洋法/萬歳 寛之 (編) 信山社 2024年
海と国際法/柳井俊二(編) 信山社 2024年
国際海洋法〔第三版〕/島田征夫ほか 有信堂高文社 2023年
テキスト(教科書)は特に指定しませんが、授業開始前に参考文献として記載されている3冊のうちの1冊に目を通して、海洋法の概要をある程度理解しておくことをお勧めいたします。授業時には、適宜プリントを配布しますので、そちらを参考にしながら予習・復習をしてください。
小テストと授業最終日の試験終了後には、講評を行います。
海洋法は国際法の一分野ですので、国際法をすでに履修している(または現在履修中である)ことが望ましいですが、授業では法源・法主体などの基本的な概念についても説明していきます。
あり