授業科目の内容

本講義は、初学者の受講を念頭に置いた国際政治学の入門講座である。国際社会の諸問題を、広い視野から理解したり説明したりするのに必要な国際政治学・国際関係論の基礎概念や理解・認識の枠組み（パラダイムないしリサーチ・プログラム）を中心に解説する。終盤では、第2次世界大戦後の大国間の国際政治の歴史を概観する。現実の国際社会の諸事象を、基本的な概念や分析枠組みを使って理解・説明できる初歩的な能力の修得を到達目標とする。担当教員は、かつて外務省に勤務していたので、必要に応じて外交官としての実務経験も交えて講義を行う。

第1回講義内容
導入、国際政治学における分析枠組み

第2回講義内容
リアリズムの中核概念

第3回講義内容
古典的リアリズム

第4回講義内容
構造的リアリズム

第5回講義内容
リアリズム（事例編）

第6回講義内容
伝統的リベラリズム

第7回講義内容
ネオリベラル制度論（事例編）

第8回講義内容
コンストラクティビズム

第9回講義内容
国際秩序論

第10回講義内容
冷戦期の国際政治

第11回講義内容
ポスト冷戦期の国際政治

第12回講義内容
総括

その他の学習内容
　　・課題・レポート

成績評価方法

リアクション・ペーパー（50％）、最終日の試験（50％）

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
初日はプリントを配布するが、2日目以降は、指定するGoogleドライブから「講義アウトライン」のファイルを各自でダウンロードしてもらう予定。

教科書は指定しない。参考文献は授業内で適宜紹介する。

受講上の要望、または受講上の前提条件

講義内容の見出しを記載した「講義アウトライン」は、WORDファイルで適宜配信するので、各自でダウンロードし、授業で参照できるようにすること。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり