
| 科目名 | |||
|---|---|---|---|
| イタリア文学 | |||
| 担当教員名 | |||
| 藤谷 道夫 | |||
| 科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
| 科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
| キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
| 設置年度 | 2026 | 授業コード | 52614 |
これまでギリシャ神話を論じてきたが、今回はギリシャ神話からヘブライ神話へと移行する。とりわけ旧約聖書の「創世記」を読み解いていく。また、次に、キリスト神話の作り方を講じる。これによってキリスト教が創作宗教であり、イエスの教えとまったく関係のないものであることを証明していく。従って、ユダヤ教史・キリスト教史の解説も含み、イエスの真の教えとは何かを明らかにする。これまで論じられてきたことのないテーマであり、この授業を通して、多くの刺激が聴講者に与えられるはずである。なお、今回が私の最後の授業であり、これまで私の授業に出てきて、単位をすでに修得している人の聴講も大いに歓迎します。
第1回講義内容
創られた伝統(上)まずわれわれの認識がいかに誤謬に満ちているかを紹介する。
一つは伝統という名の「嘘」であり、一つは今ある知識ですべてを推し量ることの誤りを例を挙げて論じる。今回の授業の心構えを解説する。
第2回講義内容
創られた伝統(下)
第1回目の続きで、常識を疑うことを学ぶ。絵画や歴史、科学などの例を通じて、誰もが陥ってきた誤謬を学ぶ。
第3回講義内容
ギリシャ神話からヘブライ神話へ
本題である。ギリシャ神話の「デウカリオーンの洪水神話」を扱う。これは誰もが知っている「ノアの方舟の洪水神話」と関係している。次いで、メソポタミアの「ウトナプシュティムの洪水神話」を扱う。これによってまったく新しい見方を学ぶことができると同時に、旧約聖書が「フィクション」であることが明かされる。宗教はフィクションを信じることだということが判る。
第4回講義内容
キリスト神話の作り方
キリスト教はイエスを創始したものでもなければ、イエスの教えを説く宗教でも、イエスの教えを実践する活動でもないことを解説する。キリスト神話は古代の神話の寄せ集めであること~すなわち、フィクションであること~を解説していく。
第5回講義内容
ヘブライ神話
『創世記』の神話を読み解いていく。
第6回講義内容
ヘブライ神話
『創世記』の神話を読み解いていく。
第7回講義内容
ヘブライ神話
『創世記』の神話を読み解いていく。
第8回講義内容
旧約聖書の矛盾
近年の発達した考古学的研究を摂り入れながら、旧約聖書がギリシャ神話と同じ作り話であるだけでなく、矛盾に満ちていることを例を挙げて解説していく。
第9回講義内容
旧約聖書から新約聖書へ
キリスト教徒による旧約聖書の強奪と中世キリスト教による寓意化を解説していく。キリスト教史を学ぶことで、古代・中世のキリスト教と現代キリスト教の違いを立体的に把握する。
第10回講義内容
イエスの真の教えとは何か
*自分ファーストではなく自分をラーストにせよ
*金持ちとラザロの譬え
*見失った羊の譬え
*放蕩息子の譬え
*葡萄園の労働者の譬え
などの新約聖書の譬え話からイエスの真の教えを解説していく。
第11回講義内容
Appendix
キリスト教の女性蔑視(上)
ジェンダーについて取り上げる。男尊女卑がいかに生まれたかを解説していくとともに、これを定着させたのが宗教であることを説明する。
第12回講義内容
Appendix
キリスト教の女性蔑視(下)
第11回の続き。
その他の学習内容
・課題・レポート
出席とレポートによる評価
プリントを適宜配布する
初回の授業で、全回分の資料を配布する。この自作の資料を教科書にして授業を進めていく。
特に準備するものはありません。配布資料を毎回持参してください。