
| 科目名 | |||
|---|---|---|---|
| 法制史 | |||
| 担当教員名 | |||
| 白石 大輝 | |||
| 科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
| 科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
| キャンパス | - | 共通開講学部 | 文学部「日本史特殊」として開講 経済学部「法制史」として開講 |
| 設置年度 | 2026 | 授業コード | 72620 |
法制史は、法の歴史を探求する学問である。法学の一領域ではあるが、六法を傍らに置いて法の解釈を学ぶ実定法学とは異なり、歴史資料を基づいて法・法学の展開や法と社会との関わり等について検討するものである。
本講義では、近現代の日本法の歴史を講じる。具体的には、憲法、民法、刑法の各法典の編纂過程とその学問の展開について扱った後、昭和戦前期から1960年代にかけての法・法学の状況について概説する。明治維新以降、日本は近代国家化のために西洋の法体系や法学を摂取したが、それは単なる輸入ではなく、様々な「日本化」を伴うものであった。そして基本法典の編纂後も、政界や法学界において、西洋化と「日本らしさ」の探求がせめぎあう場面が見られ、残された資料からは立法者や法学者の興味深い議論や苦心の痕跡が窺える。近現代の日本人が、近代法概念をどのように理解してきたのかを探求したい。また、近代以前の法は近代法に影響を与えているのか、日本固有法は存在するのか、法の世界において戦前と戦後は断絶しているのか…といったトピックにも触れながら進めてゆきたい。
第1回講義内容
近現代日本法制史の前提
第2回講義内容
明治初期の司法制度
第3回講義内容
明治憲法の制定と天皇
第4回講義内容
戦前期の公法学
第5回講義内容
民法の制定
第6回講義内容
戦前期の私法学
第7回講義内容
刑法の制定
第8回講義内容
戦前期の刑法学
第9回講義内容
戦時立法と総力戦体制/戦時期の法学
第10回講義内容
占領下の法体制
第11回講義内容
戦後法学の形成
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
試験の結果による。また、小レポートの提出を課す場合があるが、その場合には小レポートも評価の対象とする。
プリントを適宜配布する
日本近代法制史 第2版/川口由彦 新世社 2014
日本近代法史講義/伊藤孝夫 有斐閣 2023
近代法思想史入門/大野達司・ 森元拓・ 吉永圭 法律文化社 2016
日本法史から何がみえるか/高谷知佳・小石川裕介編 有斐閣 2018
概説日本法制史 第2版/出口雄一・神野潔・十川陽一・山本英貴編 弘文堂 2023
日本法制史/浅古弘・伊藤孝夫・植田信廣・神保文夫編 青林書院 2010
よくわかる日本法制史/岩谷十郎ほか編 ミネルヴァ書房 2025
熱心な学生の履修を歓迎する。「法学(憲法を含む)」や実定法科目(憲法、民法など)の履修経験があることが望ましい。