慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英語(ライティング)6
担当教員名
原田 範行
科目設置 総合教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 外国語科目/英語 単位 1
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2020 授業コード 22021
開講期間 10月2日(金)~12月25日(金) 曜日・時間等 金曜日、18:20~20:05

授業科目の内容

本授業は、英語ライティングによる表現力向上を目的にしたクラスです。内容は、1.英語表現に必須の構文や文法に関する事項の確認・総復習、2.100字~200字程度の日本語の英訳演習(第8回まで)、3.英文エッセイ(800語程度)を読み、この英文に対する英語による課題論述(200 words程度)の演習(第9回以降)、です。構文や文法事項の確認では、文型や準動詞の用法、単文・重文・複文など、英語ライティングに不可欠な事項を問題演習を中心に復習します。英訳演習および英語による課題論述では、いわゆるビジネス・イングリッシュや資格試験なども意識してできるだけ多様な英語ライティングのトレーニングを組み入れますが、中心になるのは、比較的汎用性の高い評論、随筆、人文・社会科学系などの論述です。またこうした英訳演習や英語による課題論述では、毎回、担当者が添削結果をフィードバックするとともに、重要な改善点をクラス内で共有することで、より実践的な授業にしたいと思います。毎回、英語ライティングに関するホームワークが求められますが、それらを十分に仕上げることで、十分な英語表現力が涵養されると思います。(なお担当者は、高等学校や専門学校、大学の各種の学部などにおける英語ライティングや英文校正に関する教育の実務経験をもとに本授業の講義・演習をおこないます。)*今回は、コロナ感染拡大防止の観点から、授業をオンライン(オンデマンド)形式でおこないます。授業開始1週間前にはkcc-Trackのお知らせで、授業の進め方などをご連絡しますので、教科書を購入の上、受講の準備をしてください。

第1回講義内容
イントロダクション:英語ライティングへの基本的な取り組み方、教科書とプリント説明 構文・文法事項:品詞と文型(1) 英訳演習課題(1)

第2回講義内容
構文・文法事項:文型(2) 英訳演習課題(2)

第3回講義内容
構文・文法事項:準動詞の考え方 英訳演習課題(3)

第4回講義内容
構文・文法事項:名詞句、名詞節 英訳演習課題(3)

第5回講義内容
構文・文法事項:形容詞句、形容詞節 英訳演習課題(4)

第6回講義内容
構文・文法事項:副詞句、副詞節(1) 英訳演習課題(5)

第7回講義内容
構文・文法事項:副詞句、副詞節(2) 英訳演習課題(6)

第8回講義内容
構文・文法事項:関係詞節 英訳演習課題(7)

第9回講義内容
構文・文法事項:仮定法 課題論述(1)

第10回講義内容
構文・文法事項:特殊構文 課題論述(2)

第11回講義内容
構文・文法事項:句読法の原則 課題論述(3)

第12回講義内容
まとめの試験・総括

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

成績はS、A、B、C、Dの5段階評価で、試験(毎回の英訳課題を含む、50%)および平常点(50%、毎回の教科書演習課題を含む)によって評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

基本英語表現法/田本健一ほか 成美堂 2000

プリントを適宜配布する
英訳演習および英語による課題論述については、プリントを配布します。

参考文献

英和、和英、英英辞典(電子辞書で可)を毎回、持参してください。(レヴェルとしては、概ね、「ジーニアス」の英和と和英、英英ではOxford Dictionary of Englishあたりを標準とします。)

受講上の要望、または受講上の前提条件

毎回、英語ライティングの課題がありますので、それを着実に仕上げていくことのできる学習意欲を持った方々の履修が望まれます。また、英語ライティングの力は、いわゆる「最低限の、通じればよい」という英語表現で済ませるのではなく、それを一歩も二歩も越えた、より高次の表現力を身につけたいという動機によって大きく伸展します。そうした気持ちを持つみなさんの履修を歓迎します。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり