科目名 | |||
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音楽史 | |||
担当教員名 | |||
丸山 瑶子 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2020 | 授業コード | 52012 |
開講期間 | 10月1日(木)~12月24日(木) | 曜日・時間等 | 木曜日、18:20~20:05 |
18世紀半ば〜19世紀前半の音楽
*本講義はインターネットを介したオンデマンド方式で行います。授業動画および資料を配布しますので、受講生の皆さんにはそれらを用いて学習し、課題を提出していただきます。
西洋芸術音楽(いわゆるクラシック)の中で、「古典派の時代」と呼ばれてきた18世紀半ばから19世紀の前半は、「交響曲」「協奏曲」「弦楽四重奏曲」などといった、現在のコンサート・レパートリーでも馴染み深い音楽ジャンルに関して、19世紀後半以降にまで受け継がれるモデルが定着していく時代です。そしてこの時代は、音楽史の中で大きな影響力を持ったハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてシューベルトが生きた時代でもあります。
本講義では、この18世紀半ば〜19世紀前半を扱い、バロック時代の音楽様式がこの時代にどのように変化し、後の音楽へ繋がる創作が行われていたのか概観します。そのため、講義では概ね時系列に沿って、音楽活動を見ていきます。そして各回1人または数人、その回の中心とする作曲家を定め、彼らと同時期に活動した音楽家にも目を向けながら、それぞれの世代・各ジャンルの様式などを説明します。毎回、具体的な作品の鑑賞も混じえて、耳で音楽を確かめながら理解することを目指します。
また、音楽作品をめぐる政治社会や経済などのトピックも扱い、音楽という芸術活動がいかに社会的活動や音楽以外の文化的活動と関わっているかについても概観する予定です。
第1回講義内容
導入:西洋音楽史における「古典」とは
バロック時代とその終わり
第2回講義内容
前古典派1
第3回講義内容
前古典派2〜ハイドン
第4回講義内容
ハイドンと同世代
第5回講義内容
18世紀〜19世紀前半の演奏会制度
第6回講義内容
モーツァルト
第7回講義内容
楽譜出版・作品の献呈
第8回講義内容
ベートーヴェン
第9回講義内容
宗教と音楽
第10回講義内容
シューベルト
第11回講義内容
19世紀「ロマン派」の時代へ
第12回講義内容
まとめ
その他の学習内容
・小テスト
・授業で課題を課します。そのうち数回、成績に対する比重のより大きい小テストないしは小レポートを書いていただく予定です。
講義内容・順番は多少変更する可能性があります。
平常点(100%、授業課題、小テストないしは小レポート)
プリントを適宜配布する
授業内で適宜紹介します。
授業内では毎回作品を紹介します。講義中に紹介する音源を各自で視聴し、授業内容の理解に努めてください。講義ではPDFのレジュメと動画資料を配信しますが、使用画像や楽譜には講師が特別に許可をもらって使用している資料などが含まれます。そのため、第三者への流出にはくれぐれも注意してください。
また許可なく資料を複製・流布することは禁じます。
講義内容の理解のために、楽譜が読める程度の楽典の基礎知識があることが望ましいです。
受講生の積極的な参加を求めます。できるだけ一方方向の講義ではなく、受講生の発言や意見交換の場を設けながら授業を進めたいと考えています。インターネットの教育システムを利用し、受講生同士の意見交換の場も作れるよう工夫をしたいと思っています。
質問も歓迎致します。毎回の課題の際や、教育システムの機能を用いて遠慮なく質問をお送りください。