慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
スポーツセミナー スマートフィットネス
担当教員名
山内 賢
科目設置 総合教育科目 授業形態 体育
科目種別・類 体育スクーリング/スポーツセミナー 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2026 授業コード 42602

授業科目の内容

運動不足を感じていませんか。現代では、運動不足はもはや“疾病”の一つと捉えても過言ではありません。コロナ禍は私たちの健康意識を大きく変えました。「体力が低下した」という声がある一方で、「身体を活発に動かすことが健康づくりに欠かせない」「日常生活の中で身体活動量を増やして運動不足を解消しよう」という前向きな意識も高まり、健康への投資が増えています。特に、長時間の座位行動が問題視され、WHOは身体活動・座位行動ガイドラインを策定しました。さらに近年では、「老化は病気の一種である」という新たな声明も出されています。要するに、今こそ「運動不足病に喝!」を入れる時期なのです。本講座「スマートフットネス」は、“知的にフィットネスを実践する”という意味を込めて名づけました。担当教員は、体育学専門大学および慶應義塾大学体育研究所で専任教員として勤務した実務経験に加え、健康関連体力の向上を目指す市民サークルの公認指導者として活動しています。本講座では、まず根拠(エビデンス)と事実(ファクト)を理解し、「運動習慣」を形成するきっかけづくりから、持続可能な健康づくりを目指すトレーニングの理論と実践を展開します。講座の理念は、「運動の必要性」への動機づけと「身体づくり」の方法を示す指導者の支援、そして学習者が主体的に学ぶ姿勢の融合です。目的は、健康を支える抵抗力(生活活動能力)としての健康関連体力に関する学士力の修得です。内容としては、立位・歩行姿勢、筋力、パワー、柔軟性、持久力、バランス能力などの《確認》、自体重負荷や専用マシンを用いた効率的な《行動》、さらに体組成(筋肉量・脂肪量・栄養状態など)を精密な体成分分析装置で測定する《観察》を行います。これらを、講座内でのインタラクティブ(会話)、テーラーメイド(個別対応)、オンゴーイング(継続姿勢)を通じて実施し、「動く・食べる・休む・喜怒哀楽を共有する」という、人が健康に生きるための基本の大切さを学び、気づきを促します。受講の成果としては、《行動と観察》を適切に《評価》し、次の目標や目的を明確にして《計画》を立てられる“自立”と“自尊”の獲得を目指します。もちろん、6日間で劇的な変化を期待することは難しいかもしれません。しかし、講座内容を日常に取り入れ習慣化することで、健康関連体力は自然と無理なく改善されていくはずです。担当教員は、本講座を通じて、個々のペースで取り組めるボディビルディングやコンディショニングの方法、そして将来の健康につながる身体知の修得を支援します。
●「賢く動ける心身をデザインして、健康美を追求!」を合言葉(キャッチコピー)にして!

第1回講義内容
理論テーマ:フィットネスの基本を学ぶ ①「安全を基本とするトレーニング方法について」 実技テーマ:「持続可能な健康」についての思考と姿勢を確認する学び&トレーニングルームの設備・使用法についてのまねび

第2回講義内容
理論テーマ:フィットネスの方法論を学ぶ ①「歩行能力を観察してみる&トレーニングマシンによる自分の『筋力バランス』と体組成測定器による『筋肉バランス』の測定評価」 実技テーマ:至適運動強度を認識する:「至適運動強度の決定とトレーニング負荷に慣れる」

第3回講義内容
理論テーマ:フィットネスの方法論を学ぶ ②「筋肉の役割とトレーニングの原則」 実技テーマ:至適運動強度を基にしたトレーニング実践+コーディネーショントレーニング

第4回講義内容
理論テーマ:フィットネスの方法論を学ぶ ③「筋力&栄養のバランス&運動消費エネルギーと運動負荷」 実技テーマ:至適運動強度を基にしたトレーニング実践(2)+Gボールトレーニング&スラックラインの紹介

第5回講義内容
理論テーマ:フィットネスの方法論を学ぶ ④「健康的な歩容を学ぶ」 実技テーマ:至適運動強度を基にしたトレーニング実践(3)+「歩行が歩好を経て歩幸になれば、その先に健康寿命の未来が開き、人生の質は静かに高揚する」をテーマにした歩容観察

第6回講義内容
総括です  理論テーマ:フィットネスの方法論を学ぶ ⑤「コンディショニングの意義と必要性を理解する(これからの創造)」 実技テーマ:「至適運動強度によるスマートフットネス実践」のまとめ(良好姿勢、筋力の変化)

その他の学習内容
  ・課題・レポート
  ・小テスト
  ・授業中にフィットネス日記を記録します 総括では今後のフィットネスに纏わるSDGsを明言してもらいます 対面授業が出来なくなった緊急事態の場合は上記の授業内容と異なる内容になる場合があります

成績評価方法

○欠席や遅刻、服装の不備は減点します
○出席率が60%(最低2/3以上の出席)ないと成績評価はしない
○態度50%(実技を積極的に行うことが主な評価の視点です。講義中の居眠りや授業に不要な通信機器の使用は減点の対象)を求めます
○理解25%(体力を観察する日記を正確に記入することはもちろんのこと、体力の観察・評価方法である運動処方への理解)を求めます
○身体活動の持続可能能力25%(履修中とその後における運動動機づけに関する自覚)を求めます
●以上の5項目を点数化して、その合計点で評価します。60点以上で単位認定となります

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
プリントの内容で講話・プレゼンテーションします

参考文献

プリントを適宜配布する
授業内にプリントを適時に配布します

受講上の要望、または受講上の前提条件

○積極的に出席してほしい 授業中の実技では、毎回トレーニング日記の記入作業があります 日記は、レポートに対応するものであるので、丁寧に記録していただきます また、日記が受講者の「トレーニング習慣への動機つけ」、「体力の観察の意味」、「健康を意識する資料」等の自己評価に役立つことに、担当教員は期待しているので、最終日に返却します
○スポーツの特徴として「絆」がある。ただ身体を動かすだけでなく「心」が動く講座内容にしたい 積極的な意見交換ができるようなオープンマインドでの出席を心掛けてほしい

当授業の定員

40名

実施場所

協生館地下1階 トレーニングルームおよびエクササイズスタジオ

準備するもの

熱中症予防のためのドリンク(水筒もしくはキャップ付きのペットボトル飲料、水、スポーツ用飲料以外(炭酸やジュースをイメージ)は認めない)
運動ができるスポーツウェア
運動用シューズ(主に室内用です(ダンスシューズ スリッパは不可) 加えて屋外用を要求することもあるが、その場合は通学がスニーカー類であればそれを流用する 革靴・ヒール・草履不可としスニーカー類の外靴を持参する)
タオル2枚(一枚はトレーニングによる発汗を拭うための用意であり、もう一枚はエチケット用:使用したマシンや道具を拭くため)
筆記用具
運動をやる気 自分を見つめる本気 続ける勇気 楽しみながら学ぶ心が元気 笑顔あふれる陽気
※感染に関する予防目的には各自の判断でマスクを準備してください。ただしマスク着用による熱中症防止は担当教員と協力して同時の防止策を考えましょう

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり