慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
金融論
担当教員名
溝口 哲郎
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 法学部でも開講する
設置年度 2020 授業コード 62023
開講期間 10月6日(火)~12月22日(火) 曜日・時間等 火曜日、18:20~20:05

授業科目の内容

金融取引は、我々の日々の経済活動において必要不可欠な存在である。日本がグローバル化の進行する世界の中で豊かさを享受しているのは、金融の力が大きい。本講義では、現代における金融の仕組みを理解し、金融機関の存在意義、資産の価格決定メカニズム、金融政策などのトピックを取り扱う予定である。

第1回講義内容
金融の役割と資金循環

第2回講義内容
企業の資金調達と投資

第3回講義内容
金融商品のリスク制御と価格計算

第4回講義内容
金融機関の仲介機能と証券市場

第5回講義内容
金融行政と金融政策

第6回講義内容
財政と財政投融資

第7回講義内容
貿易・資本移動と外国為替

第8回講義内容
金融のミクロ理論(家計の金融行動)

第9回講義内容
金融のミクロ理論(企業・銀行の金融行動)

第10回講義内容
金融のマクロ理論(ワルラス法則とIS-LM分析)

第11回講義内容
金融のマクロ理論(総需要-総供給モデル、オープン・マクロモデル)

第12回講義内容
試験

その他の学習内容
  ・

成績評価方法

最終日の試験による。ただし一定のスクーリング出席を前提とする。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

金融論/吉野直行・山上秀文 通信テキスト、経済学部Ⅱ年度配本、法学部Ⅳ年度②配本 2017

参考文献

金融のエッセンス/川西諭・山崎福寿 有斐閣 2013

受講上の要望、または受講上の前提条件

金融論は経済学の応用分野のため、経済学を履修済であることが望ましい。特にマクロ経済学およびミクロ経済学の知識があると、理解が容易になるだろう。講義では金融の現状や実際を含めて説明し、その理解に基づいて金融の理論を学習する。