授業科目の内容

日本国憲法の諸論点を明確にし、典型的な解釈論から立法論（改憲論）まで、最先端の憲法論を展開したい。具体的には、次の論点を予定している。
【2020年度】授業の実施方法について
１、対面授業に代えて遠隔でのライブ講義を行う。実施時間は、当初の予定通り18時20分～20時5分で実施することとし、Zoom（またはYouTube）で授業を視聴する方式で実施するが、詳細はkcc-Track上で指示する。
２、出席確認に代えて、履修者は授業終了後に課題（15分以内に解答可能な内容）を提出することとする（後日提出することはできない）。課題提出はkcc-Track上で行う。授業終了直後に提出を行うことになるので、通信環境の確認を予め行っておくこと。
３、その他、必要な事項は、適宜、授業内で告知する。

第1回講義内容
イントロダクション・憲法の基本原理

第2回講義内容
人権総論（享有主体性・私人間効力）

第3回講義内容
消極的権利（1）

第4回講義内容
消極的権利（2）

第5回講義内容
積極的権利（受益権・社会権）

第6回講義内容
能動的権利／複合的権利

第7回講義内容
天皇

第8回講義内容
国会／内閣

第9回講義内容
裁判所

第10回講義内容
財政／地方自治

第11回講義内容
安全保障

第12回講義内容
総括

その他の学習内容
　　・授業で扱える事柄は限られているので、各自テキストで内容を補うこと。

成績評価方法

各回の提出課題（出席確認を兼ねる）及び最終日の試験による。8割以上の出席を試験受験資格とし、採点は寛大に行う。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プレステップ憲法〔第2 版〕/駒村圭吾 弘文堂、市販書採用科目「憲法（E・J）」指定テキスト、経済学部Ⅲ年度①配本、法学部Ⅱ年度配本 2018

参考文献

必要に応じて授業内で指示する。

受講上の要望、または受講上の前提条件

特別な予習は必要ないが、毎回出席して、克明にノートを取り、思考を廻らせてほしい。具体例を挙げ平明に講義するつもりである。また、法学部生は『六法』（判例要旨付のものが望ましい）を毎回携行し、適宜条文を参照すること。