
| 科目名 | |||
|---|---|---|---|
| 社会学特殊 | |||
| 担当教員名 | |||
| 永井 攻治 | |||
| 科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
| 科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 2 |
| キャンパス | - | 共通開講学部 | 経済学部専門教育科目:社会福祉論 |
| 設置年度 | 2026 | 授業コード | 62618 |
社会福祉を支える社会保障制度は、その成立と改革を相互に繰り返しながら現在の姿に至っている。こうした制度の変遷は、経済成長や財政状況と深く関わってきた。高度経済成長・財政拡充期には制度の骨子が形成され、その後の安定成長・緊縮財政期には制度改革が進められてきた。この流れを踏まえると、現在の低成長期は、社会福祉を支える社会保障制度のあり方が改めて問われる局面にあると位置づけることができる。
それでは、今後の社会保障は、改革の名の下でどのような方向性を求められているのだろうか。本科目では、特に超高齢化社会という新たな状況のもとにおいても、持続可能性を維持し得る社会保障制度のあり方について考察する。
こうした問題意識のもと、本講義では、社会福祉を支える社会保障制度について、予備知識を必要とせず、基礎的な理解を得ることを目的とする。制度の歴史的展開や基本的な仕組みを踏まえ、特に年金制度および医療保険制度を中心に講義を行う。あわせて、社会保険制度および労働保険制度全体の位置づけについても取り上げるが、各制度の扱いの範囲や配分は、授業の進行状況や受講生の理解度に応じて調整する場合がある。
授業では、講義形式を中心としつつも、毎回の小レポートを通じて理解の確認を行う。小レポートの中から代表的な考察を取り上げ、内容の振り返りや解説、フィードバックに時間を充てることで、理解の定着を図る。これらの学修活動を通じて、社会福祉を支える社会保障制度の構造や課題について、基礎的な理解を深めることを目指す。
第1回講義内容
イントロダクション及び成熟化社会と社会保障
第2回講義内容
少子・高齢化社会の現状と動向
第3回講義内容
高齢化と日本経済
第4回講義内容
社会保障制度の機能
第5回講義内容
日本の年金制度の歴史的変遷①
第6回講義内容
日本の年金制度の歴史的変遷②
第7回講義内容
年金制度の概要①
第8回講義内容
年金制度の概要②
第9回講義内容
健康保険制度の概要(介護保険制度含む)
第10回講義内容
労働者災害補償保険制度の概要
第11回講義内容
働くルールと社会保障
第12回講義内容
総括「現在の社会保障制度の問題点について」
その他の学習内容
・課題・レポート
・毎回、講義内容にもとづく課題の提出を求める。また、理解度や授業の進行状況に応じて、扱う内容の配分や順序を調整する場合がある。
成績評価は、毎回の出席状況および講義内容にもとづく課題(小レポート)の提出・内容を総合的に評価して行う。評価にあたっては、授業内容の理解度、論点の整理、根拠にもとづく考察を重視する。なお、授業への取り組み状況も評価の参考とする。
プリントを適宜配布する
新・福祉の総合政策/駒村康平(編著) 創成社、市販書採用科目「社会政策(E・J)」指定テキスト、経済学部Ⅲ年度②配本、法学部Ⅳ年度②配本 2018
授業の進行に関する連絡や補足事項については、授業内で適宜案内する。なお、プリント資料を用いた学習を中心とするため、テキストや参考文献の購入については各自の判断に委ねる。
本講義は、日本の社会福祉を支える社会保障制度について、基礎的な理解を深めることを目的とする概論科目です。授業内容を踏まえ、自ら考え、文章で整理する姿勢を期待します。
成績評価は、筆記試験によらず、毎回提出する小レポートを中心に行います。評価にあたっては、授業内容の理解度、論点の整理、根拠にもとづく考察に加え、学術的で節度ある表現を重視します。特定の意見や立場の賛否そのものによって評価が左右されることはありません。