授業科目の内容

本講義では、エビデンス（科学的証拠）を重視した科学としての心理学のうち、「行動」と「個性」を扱います。
　前半は「行動」として、動物や人間が環境において知覚を通して得られた情報に対して、どのように「行動」を変えていくのか、動物や人間にも共有される学習の一般的なメカニズムについて扱います。また、行動のメカニズムを踏まえた上で、臨床や教育における応用を扱います。
　後半は、「個性」として、同じ環境化においても異なる行動を選ぶ、個体差、個人差を扱います。近年の遺伝子研究や脳研究に基づいて新しく得られた知見も紹介した上で、人の個人差としてパーソナリティを扱い、さらに、精神疾患とパーソナリティ障碍も扱います。

第1回講義内容
行動：学習心理学１　レスポンデント行動：環境からの刺激の変化による学習

第2回講義内容
行動：学習心理学２　オペラント行動：行動主体の行動の変化の結果による学習

第3回講義内容
行動：学習心理学３　レスポンデント行動とオペラント行動

第4回講義内容
行動：学習心理学の臨床への応用

第5回講義内容
行動：学習心理学の教育への応用

第6回講義内容
行動：行動分野の総括

第7回講義内容
個性：パーソナリティの定義

第8回講義内容
個性：気質　無意識下の自動的反応

第9回講義内容
個性：性格　意識下の

第10回講義内容
個性：パーソナリティの異常　精神疾患

第11回講義内容
個性：パーソナリティの異常　パーソナリティ障碍

第12回講義内容
個性：個性分野の総括

その他の学習内容
　　・課題・レポート
　　・毎授業ごとにリアクションペーパーを作成していただきます。

成績評価方法

毎回の講義の中で実施するリアクションペーパーとそれぞれの分野ごとに実施する試験の成績により総合的に評価します。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

毎授業ごとにリアクションペーパーを作成していただきますので、全ての回を受講することを前提とします。講義の際に紹介した事例等、講義で知り得た情報をソーシャルネットワーキングサービス等に投稿しないようにしてください。