科目名 | |||
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考古学 | |||
担当教員名 | |||
石神 裕之 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第2類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2020 | 授業コード | 52036 |
開講期間 | I期 8/11~8/16 | 曜日・時間等 | 1~2限 9:00~12:45 |
「考古学は、補助学といった貧相なものではなく、歴史学の源泉ともいうべきものである」。『考古学とは何か』(近藤義郎・木村祀子訳、岩波新書、1969年)の中で、イギリスの考古学者V. G. チャイルド(1892~1957)はこう述べています。一般に考古学のイメージとは、古くて、珍しい遺物を発掘することが目的であるように思われがちです。しかし、そうした宝探し的な考古学のイメージとは異なり、現実の考古学は地域に密着した地道な歴史探求の学問であるといえます。本講義では、縄文や弥生といった先史考古学はもとより、中近世や近現代といった歴史考古学的事例を含めて、モノ(物質文化)を扱う学問としての考古学の具体的調査・研究方法とその歴史学的な意義について、東京都区部などでの調査員としての発掘経験を踏まえつつお話していきたいと思います。
第1回講義内容
考古学とは何か
第2回講義内容
考古学の発達と多様化
第3回講義内容
考古学の方法①型式と時間
第4回講義内容
考古学の方法②考古学的文化とは
第5回講義内容
考古学の調査方法①発掘調査
第6回講義内容
考古学の調査方法②整理調査と遺物の分析
第7回講義内容
考古学と関連分野①自然科学(保存科学)
第8回講義内容
考古学と関連分野②自然科学(年代測定)
第9回講義内容
考古学と関連分野③形質人類学
第10回講義内容
考古学と関連分野④民族(俗)学・文化人類学
第11回講義内容
考古学と現代社会―文化財の保護と活用―
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
・kcc-Trackの機能を利用し、「 小レポート 」の提出や「 掲示板 」などを通じて理解度を確認します。
課題レポートの提出による。
プリントを適宜配布する
考古学入門/鈴木公雄 東京大学出版会、市販書採用科目「考古学」指定テキスト、文学部Ⅳ年度①配本 1988
考古学はどんな学問か/鈴木公雄 東京大学出版会 2005
47都道府県 遺跡百科/石神裕之 丸善出版 2018
・受講上の要望としては、配付資料や参考文献等の情報を必要に応じて予習してください。
・受講上の前提条件は、特にありません。