慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
教職実践演習(中・高)
担当教員名
鹿毛 雅治
科目設置 教職科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 教職 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2020 授業コード 82008
開講期間 II期 8/18~8/23 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

授業科目の内容

【授業の到達目標及びテーマ】
 教職課程の総仕上げをテーマとし、大学に入学してから教員として必要な知識・見識・実行力をどのように形成してきたかを振り返り、教員としての適性を自らが判断するとともに、教員をめざす他の学生との相互評価を通して、自己の課題を的確に把握し、それを克服する方法を考えられるようにする。
【授業の概要】
 慶應独自の「教職ログブック」を積極的に活用し、教職課程センター専任教員・学務委員・専門委員らによる評価だけでなく、学生間の相互評価および自己評価を促し、教員としての自己の現在の力量を的確に把握する。慶應義塾は、小学校・中学校・高等学校を有する学校法人であることから、必要に応じて、現場に足を運んで学ぶとともに、総合大学の利点を生かし、教科間の相互交流をおこなう。
【オンライン授業への対応について】
 今期の授業はオンライン授業の形態で行います。演習授業という性質上、本来、対面授業が望ましいのですが、次善の策として、(web会議システムによる)リアルタイム配信と教職ログブックシステムの活用(レポート提出、掲示板の活用等)を併用して実施します。詳しいことについては、教職ログブックのコースでお知らせします。

第1回講義内容
オリエンテーション 教職ログブックのシェアと議論――プロセスレポートⅠについて

第2回講義内容
教職ログブックのシェアと議論――プロセスレポートⅡについて

第3回講義内容
教職ログブックのシェアと議論――プロセスレポートⅢについて

第4回講義内容
慶應義塾卒業生がめざす教員像についての議論

第5回講義内容
教科教育について何を学んだか

第6回講義内容
学級経営について何を学んだか

第7回講義内容
生徒理解について何を学んだか

第8回講義内容
教育現場との連携

第9回講義内容
学校問題を社会から考える――社会問題に対峙している当事者

第10回講義内容
新しい教育方法の探求(教科間の交流)

第11回講義内容
教職をめぐる状況(教員の使命感・責任感)についての議論

第12回講義内容
教員としての自己の到達点についてのプレゼンテーション

第13回講義内容
教員としての自己の課題についてのプレゼンテーション 総括討論

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

授業でのプレゼンテーション、グループワークへの参加、レポート課題の提出のほか、〈教職ログブック〉上にこれまで提出された成果物も含めて、総合的な評価を行う。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

授業という営み/鹿毛雅治 教育出版 2019

参考文献

『福沢諭吉教育論集』/山住正己編 岩波文庫 1991
『福澤諭吉著作集』第5巻/西川俊作・山内慶太編 慶應義塾大学出版会 2002

受講上の要望、または受講上の前提条件

必ずテキスト(教科書)を購入して持参すること。