科目名 | |||
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英語科教育法特殊Ⅱ | |||
担当教員名 | |||
中村 優治 | |||
科目設置 | 教職科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 教職 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2020 | 授業コード | 82014 |
開講期間 | II期 8/18~8/23 | 曜日・時間等 | 1~2限 9:00~12:45 |
〔授業の到達目標及びテーマ〕
将来、英語教育に携わることを希望する者を対象としており、英語科教育法の理論の更なる理解と共に、言語テストの理論と実践をも生かした授業実践方法を研究します。授業は指導と評価の融合を念頭におきつつ、特に、言語テスト理論の説明とテスト問題作成実践を中心に展開します。テストのための指導ではなく、学習の質を高め、生徒の能力を高めることを目標とする指導ができる教員を育てるためのテスティング指導を行いたいと思います。
〔授業の概要〕
受講者はお互いが提供したテスト問題例をテスト理論と実践の両面から分析し、よりよい評価、授業に向けて、アイデア、問題点の共有、問題の解決をめざして活発な討論をしてほしいと考えています。授業では毎回テスト問題を作成し、提示してもらいますが、あらかじめ4技能のテスト問題を準備しておいてほしいと思います。テスト問題はPCなどで授業時間外に作成、印刷しておいてください。各回の進行内容と指定教科書の構成対応は以下の通りである。
若干の変更を伴いますので初回の授業時に説明いたします。
第1回講義内容
テスト作成の原則1(2章1):テストの種類、テストの作り方
第2回講義内容
テスト作成の原則2(2章2):観点別評価・CAN-DOリストとの関係、テストに必要な3要素 (妥当性、信頼性、実用性)
第3回講義内容
テスト作成の原則3(2章3):定期テストと小テスト
第4回講義内容
テストの作成・実施時の注意点1(2章4):スピーキング、ライティング
第5回講義内容
テストの作成・実施時の注意点2(2章5):リスニング、リーディング
第6回講義内容
テストの作成・実施時の注意点3(2章6):技能統合型テスト (スピーキング、ライティング)
第7回講義内容
テスト作成演習1(3章1):スピーキングテスト
第8回講義内容
テスト作成演習2(3章2):ライティングテスト
第9回講義内容
テスト作成演習3(3章3):リスニングテスト
第10回講義内容
テスト作成演習4(3章4):リーディングテスト
第11回講義内容
テスト作成演習5(3章5):技能統合型スピーキングテスト
第12回講義内容
テスト作成演習6(3章6):技能統合型ライティングテスト
その他の学習内容
・kcc-channel 等で通知する事前課題を行った上で出席すること
最終レポートと平常点により評価します。平常点は授業・討論に対する取り組み、毎回提出するテスト問題およびその内容などが含まれます。若干の変更を伴いますので初回の授業で説明いたします。
実例でわかる英語テスト作成ガイド/小泉利恵他(編著) 大修館書店 2017
プリントを適宜配布する
・文部科学省(2017).『小学校学習指導要領』
・文部科学省(2017).『中学校学習指導要領』
・文部科学省(2009).『高等学校学習指導要領』
各レッスンの課題をよく準備して授業に臨んでください。