慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
西洋史概説Ⅰ
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 第2類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2020 授業コード T0EA001302

講義要綱

この概説は、ローマ帝国期から16世紀中頃までのヨーロッパ史を対象とします。ローマ帝国やヨーロッパ中世は、私たちが思っている以上に、いくつもの面で現代社会に影響を与えています。公正金利、国民、サイエンス、そして皆さんが通っている大学などです。本科目が取り上げるのは、ローマ帝国、その瓦解後の模索、帝国、教皇、周辺の国々、キリスト教の浸透、中世の生活、国民の出現、宗教改革、近代の芽生えなどです。
 この主題についてさらに理解を深めるために、テキストの他に、堀越宏一ほか編著『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2013年)および以下の参考文献も読んでください。

履修上の注意

総合教育科目「歴史(西洋史)」を履修していることが好ましい。

関連科目

「西洋史概説Ⅱ」「西洋史特殊Ⅱ」「西洋史特殊Ⅲ」

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

マガリ・クメール、ブリューノ・デュメジル 『ヨーロッパとゲルマン部族国家』 (白水社、2019)をかならず読んでください。またピエール・リシェ『蛮族の侵入―ゲルマン大移動時代』 (白水社、1974) 、松谷健二『東ゴート興亡史―東西ローマのはざまにて』 (白水社、1994)、 鈴木康久『西ゴート王国の遺産―近代スペイン成立への歴史』 (中央公論新社、1996)、パトリック・J. ギアリ『ネイションという神話―ヨーロッパ諸国家の中世的起源 』(白水社、2008)、 カタリン・エッシェー、ヤロスラフ・レベディンスキー『アッティラ大王とフン族 「神の鞭」と呼ばれた男 』(講談社、2011)なども有益です。

レポート作成上の注意

レポート作成のために、必ず上記の参考文献も読んでください。
レポートは、単にテキストと参考文献の丸写しや抜き書きではありません。自分自身の言葉でレポート課題の問題に対応した答となるよう作成してください。