科目名 |
書道 |
科目設置 |
文学部専門教育科目 |
授業形態 |
テキスト科目 |
科目種別・類 |
第3類 |
単位 |
2 |
キャンパス |
- |
共通開講学部 |
- |
設置年度 |
2020 |
授業コード |
T0EA007501
|
講義要綱
わが国の書道の歴史は、6世紀の飛鳥時代から始まります。この時代から平安時代初期(書道史では「弘仁時代」と区分します)までは、中国の書道の影響を濃厚に受けて発達を遂げてきました。しかし平安時代前期(書道史では「藤原時代」と区分します)以降、江戸時代に至るまでの間は、その時々で中国の影響は部分的に受けつつも、日本人の国民性や好み、あるいは文化のあり方などによって独自の変遷を遂げていきます。
本科はこうした日本書道史とともに、名筆を忠実に真似て筆法を学ぶ「臨書」という実技も課せられています。臨書の作品を提出するにあたっては、十分な練習を繰り返して下さい。
成績評価方法
科目試験による。
参考文献
・春名好重『日本書道史』 淡交社
・春名好重『能書百話』 淡交社
・春名好重『古筆百話』 淡交社
・春名好重ほか『書道基本用語詞典』 中教出版
・『日本名筆選』シリーズ 二玄社
レポート作成上の注意
臨書作品を提出する際は、漢字の場合は半紙に4文字を大きく書くこと。この時に用いる筆は、漢字用の4号が望ましい。仮名作品は『日本名筆選』などと同じ、原寸大で書くこと。この時に用いる筆は、本来であればいわゆる「仮名用」が望ましいが、入手が困難であれば、小筆でも構わない。ただし、穂先をよく利かせて書くこと。