科目名 | |||
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論理学 | |||
担当教員名 | |||
佐藤 有理/佐々木 昭則 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/人文科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2020 | 授業コード | 12003 |
開講期間 | II期 8/18~8/23 | 曜日・時間等 | 3~4限 14:15~18:00 |
この講義は、現代論理学の入門コースです。現代論理学は、しばしば記号論理学とも呼ばれ、形式言語・人工言語を導入した上で、推論(inference)あるいは論証(argument)について分析を行います。特にこの講義では、古典論理(Classical Logic)のうち命題論理(Propositional Logic)と呼ばれる論理学の中で最も基礎となるシステムにおいて、意味論(真理表)と証明論(自然演繹)それぞれの観点から、正しい推論を誤った推論から区別する原理的な方法を学びます。
ただし、現代論理学を学ぶ上で、論理を形式理論としてだけみなす必要はありません。われわれの日常的な場面と結びつけ、具体例を交えながら理解を深めていくことも可能です。講義では、そのためのサポートも行いたいと思っています。
現代論理学を学ぶということは、なにかを暗記する作業ではなく、これまで出会ったことのない未知の問題にも適用できるようなある種の一般的な考え方や手続きを身につけることです。そのためには、わからないところがあれば、どこがわからないのかをはっきりさせ、そのつど疑問点を解消していく必要があります。論理学の授業は、そのような学習のスキルを身につける格好の機会になります。
第1回講義内容
インフォーマルな推論の分析
第2回講義内容
日本語文の記号化/命題論理の形式言語
第3回講義内容
命題論理の意味論(真理表)
第4回講義内容
命題論理の意味論(真理表)
第5回講義内容
命題論理の意味論(真理表)
第6回講義内容
命題論理の証明論(自然演繹)
第7回講義内容
命題論理の証明論(自然演繹)
第8回講義内容
命題論理の証明論(自然演繹)
第9回講義内容
命題論理の証明論(自然演繹)
第10回講義内容
命題論理の証明論(自然演繹)
第11回講義内容
述語論理入門
第12回講義内容
述語論理入門
その他の学習内容
・授業内容を復習しておくようにしてください。
非論述式の記述試験(論理の問題を解くことが求められます)の得点を基に評価します。解答を用紙で提出・郵送して頂く予定です。
今年度の夏期スクーリング講義は、オンラインでの実施となりました。講義は事前収録したビデオ視聴による受講(オンデマンド配信)となる予定です。収録動画とスライドなどの講義資料はkcc-Trackにアップロードされる予定です。また本来の開講日時の中で、zoomを利用したリアルタイムでの質問時間を設けます:8月20日15時-16時(佐藤)、8月23日15時-16時(佐々木)の予定。
講義中に問題演習を行うので、ノートを用意することをお薦めします。受講上の前提条件はありません。特別な事前知識は仮定していません。