慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
管理会計論<大阪>
担当教員名
森 浩気
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 大阪(週末)スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 大阪 共通開講学部 -
設置年度 2020 授業コード 62040
開講期間 2020年10月17日~11月1日 曜日・時間等 第1週10/17・18、第2週10/24・25、第3週10/31・11/1 土曜日13:30~17:15、日曜日9:00~12:45

授業科目の内容

本講義では,管理会計において基礎となる概念や,仕組み・仕掛けについて扱う。管理会計は経営管理の中で重要な役割を担っており,企業のみならずあらゆる組織において,管理会計の手法や考え方を活用することができる。本講義ではその中でも,特に重要かつ基盤となる手法を通じて,組織のマネジメントに関する理解を深めていく。

本講義の到達目標は,管理会計の基礎的な手法を理解し,それを基にした「管理会計思考」とも呼べる視点から,組織を俯瞰的に観察できるようになることである。単に知識をインプットするだけでなく,それを基に企業をはじめ何らかの組織について考察し,課題を発見してそれを解決するようなアウトプットを行うことに,管理会計を学ぶ本質がある。このプロセスを通じて目標を達成するため,受講生には主体的な学習が求められる。 

第1回講義内容
イントロダクション

第2回講義内容
標準原価管理

第3回講義内容
短期利益計画とCVP分析

第4回講義内容
予算管理と中期経営計画

第5回講義内容
JIT・セル生産方式

第6回講義内容
TQC/TQMと品質コストマネジメント

第7回講義内容
ABCとABM

第8回講義内容
KPIとバランスト・スコアカード

第9回講義内容
業績管理と企業価値

第10回講義内容
ミニ・プロフィットセンターとアメーバ経営

第11回講義内容
原価企画

第12回講義内容
総合討議

成績評価方法

小レポート:30%
最終課題レポート:70%

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

花王の経理パーソンになる/吉田栄介・花王株式会社 会計財務部門編著 中央経済社 2020

プリントを適宜配布する。

受講上の要望、または受講上の前提条件

配付資料や参考文献等の情報を必要に応じて予習・復習する。会計の専門的な用語が出てくるため,それぞれの言葉や意味するところについて理解しておく必要がある。予習・復習で各回概ね90分程度かかることが想定される。