科目名 | |||
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経済史 | |||
担当教員名 | |||
ドルネッティ フィリッポ | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | 経済学部専門教育科目:経済史 |
設置年度 | 2020 | 授業コード | 62012 |
開講期間 | II期 8/18~8/23 | 曜日・時間等 | 3~4限 14:15~18:00 |
本講義の目的は、(1)学生が日本経済史を論理的に理解して自らの生きた知識とすること、(2)学生が現代日本経済の成り立ちを歴史的視点から理解し、その問題点を考察する能力を養うこと、である。その到達目標は、学生が、近代日本経済の成長について、概括的な流れを説明できるようにするだけでなく、ある程度各時代の具体的なマクロ的経済事象を把握して記憶するとともに、全体の流れを経済理論なども踏まえて理解する、というレベルに達することである。
具体的な講義内容は、日本経済の成長をマクロ的視点から捉えたものとしている。19世紀後半の開港以来の日本は、外国からの圧力や国際収支上の制約、外国為替相場の安定化といった対外的な問題にどのように対処していくなかで、国内の財政経済の問題に対峙し、経済成長をなり遂げてきたのかを、具体的な統計データを適宜参照しつつ説明する。
第1回講義内容
明治政府の成立と初期の財政経済政策
第2回講義内容
大久保政権から「明治十四年政変」へ
第3回講義内容
松方財政の展開と企業勃興
第4回講義内容
日清戦後経営と金本位制の確立
第5回講義内容
日露戦争とその後の財政経済
第6回講義内容
第一次世界大戦と日本経済、日本帝国の拡大
第7回講義内容
「金解禁」関連事項
第8回講義内容
「井上財政」から「高橋財政」へ
第9回講義内容
戦時経済下の日本
第10回講義内容
戦後改革から高度経済成長期へ
第11回講義内容
変動為替相場下の日本経済
第12回講義内容
総括と試験
その他の学習内容
・特になし
最終日の試験による。
プリントを適宜配布する
日本経済史 近世―現代/杉山伸也 岩波書店 2012
講義では、経済学、日本史の専門用語を利用することがある。学生の理解に応じて適宜説明するが、事前に入門書等を読んで、ある程度知識を身につけておくことが望ましい。