慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
西洋史概説
担当教員名
神崎 忠昭
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 春期メディア授業
科目種別・類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 文学部専門教育科目:西洋史概説
設置年度 2020 授業コード M2053

授業科目の概要

 現代の私たちの生活はさまざまに西欧文明の影響を受けています。たとえば日常生活でよく触れる国民、適正金利、説明責任などの概念は西欧に由来し、特に中世に起源を有します。何気なく使っていますが、必ずしもその意味と、なぜ、どのように生じたのか、よく理解していないかもしれません。本講義では11世紀から近世初頭までのヨーロッパの歴史を概観し、その政治や社会、文化や宗教のあり方を考えることを目的とします。

授業科目の内容

第1回講義内容
イントロダクション: ローマの遺産・フランク・侵入

第2回講義内容
平和の確立と復:帝国・教会・封建制

第3回講義内容
新しい宗教生活:クリュニー・シトー・十字軍

第4回講義内容
都市

第5回講義内容
キリスト教の浸透:異端・托鉢修道会・在家

第6回講義内容
国民国家:イングランド・フランス・ブルゴーニュ

第7回講義内容
中世後期の教会

第8回講義内容
隣人から一員に:中欧・北欧・イベリア・東方

第9回講義内容
衣食住と人の一生

第10回講義内容
宗教改革:人文主義・ルター・反宗教改革

第11回講義内容
近代へ:ルネサンス・大航海時代・科学

成績評価方法

 試験、課題(レポート)、小テスト、および授業の視聴状況を考慮に入れて評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

西洋史概説Ⅰ/神崎忠昭 通信テキスト 2015

参考文献

受講上の要望、または受講上の前提条件

みなさんが「知っている」と思ってらっしゃることを「疑う」ことが「学び」の第1歩です。好奇心をもって取り組んでくださることを期待します。

課題(レポート・小テスト)

 レポート1回と小テスト1回を実施。E-スクーリング所定の画面にて、4月下旬と5月中旬に課題と締切日をお知らせいたします。