慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
経済学史
担当教員名
池田 幸弘
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 春期メディア授業
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 経済学部専門教育科目:経済学史
設置年度 2020 授業コード M2062

授業科目の概要

 経済思想史研究についての入門的講義。主として、イギリス古典派からカール・マルクスまでの経済思想を扱う。本講義では経済思想史を主題として扱うかたわら、経済学全体についての鳥瞰図、そして経済学の各分野の連関などについて一定の理解を与えることも意図している。できるだけ平易な講義を志したい。

授業科目の内容

第1回講義内容
経済思想史研究とは何か

第2回講義内容
スミスの分業論

第3回講義内容
スミスの自然価格論

第4回講義内容
スミスの資本蓄積論

第5回講義内容
マルサスの人口論

第6回講義内容
マルサスの農業保護論

第7回講義内容
リカードウの比較生産費説

第8回講義内容
過剰生産恐慌とは何か

第9回講義内容
J. S.ミルの自由論

第10回講義内容
初期マルクス入門:経済学・哲学草稿

第11回講義内容
初期マルクス入門:ドイツ・イデオロギー

第12回講義内容
社会主義とは何だったのか

成績評価方法

・試験の結果による評価
・課題(レポート・小テスト)による評価
・授業の視聴状況

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

 必要に応じて、その都度教材をE-スクーリングシステム内の授業ページに掲載します。

参考文献

堂目卓生『アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界』〔中公新書〕(中央公論新社、2008年)
 ※紙媒体・「Kindle」とも利用可
 廣松渉『今こそマルクスを読み返す』(講談社、1990年)
 ※Kindle版も利用可能

受講上の要望、または受講上の前提条件

 総合教育科目としての「経済学」を履修していればなおよいが、それを受講の条件とはしない。

課題(レポート・小テスト)

 それぞれ1回ずつ実施。E-スクーリング所定の画面にて、4月下旬と5月中旬に締切日・実施日をお知らせします。