慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
経済原論
担当教員名
玉田 康成/八尾 政行
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 秋期メディア授業
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 経済学部専門教育科目:経済原論
設置年度 2020 授業コード M2061

授業科目の概要

 我々が直面している「経済」という現象に対し、実践的にその問題を解決するということが経済学の役割として求められている。一方で、経済学には問題が発生する原因やその解決法を理論的に分析することも必要とされている。本講義は現代の経済学の理論研究について、その入門的内容を解説する事を目的としている。現代の経済学は経済の構成員の視点を基にしたミクロ経済学、経済全体を俯瞰する視点を基にしたマクロ経済学に大別される。ミクロ経済学、マクロ経済学は相補関係にあり、両方をよく理解することが重要である。第1 回は総論的な、経済学全体についての概観を講義する。第2 回から第7 回まででミクロ経済学について触れる。第8 回から第11回まではマクロ経済学を扱う。

授業科目の内容

第1回講義内容
総論:経済理論とはなにか

第2回講義内容
消費者理論(1)

第3回講義内容
消費者理論(2)

第4回講義内容
生産者理論

第5回講義内容
均衡理論

第6回講義内容
パレート効率性と厚生経済学の基本定理

第7回講義内容
市場の失敗と不完全競争市場

第8回講義内容
経済の活動水準

第9回講義内容
経済成長の概観と生産のモデル

第10回講義内容
ソローモデル(1)

第11回講義内容
ソローモデル(2)

成績評価方法

 レポートと小テスト(20%)と試験(80%)により評価する。レポートの課題内容と締め切りは10月下旬に告知し、小テストは11月上旬から授業期間終了日まで受験可能とすることを予定している。ただし、受験期間内でくり返し受験可の小テストで一定以上の成績をおさめることを試験の受験条件とする。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

なし。

参考文献

講義中に挙げる。

受講上の要望、または受講上の前提条件

受講にあたり特別な知識は必要としないが、微分についての知識があれば内容をより理解できる。

課題(レポート・小テスト)

 レポートと小テストをそれぞれ1回行う。