科目名 | |||
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国民所得論 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2021 | 授業コード | T0EB002202 |
コロナによって世界経済が一変した現在、財政赤字の累積、格差の拡大等、日本の諸問題がより深刻化する一方で、国内でも国外でも株価は上昇を続けています。 本講義では、このような経済の動きを理解するための基礎理論、すなわち「国民所得論」について、その考え方を分かりやすく、しかも詳しく解説します。国民経済計算、短期の国民所得の決定の理論、中期・長期の国民所得の変動に関する理論、財政・金融政策の有効性・無効性などが主な項目です。
経済学は積み重ねの上に成り立っていますので、「経済政策学」と同様に、用語を正確に把握して読み進めて下さい。特に数式については、その意味を十分に理解することが必要です。わからなくなったら前に戻って用語や数式を再確認するよう心がけて下さい。
J. M. ケインズが述べているように、経済学を学ぶ際には、出来合いの特効薬についての知識を詰め込むより、その発想や考え方を学ぶ方がはるかに大切です。 マクロ経済理論的な発想や考え方を学び、それに基づいて現実の経済を観察し、新たな認識の構造を築いていただけたらと希望しています。
「経済原論」もしくは2018年度新設の「経済原論(ミクロ経済学)」および「経済原論(マクロ経済学)」を履修済みであることが望まれます。
科目試験による。
藤田康範『ビギナーズマクロ経済学』(ミネルヴァ書房)2009年
藤田康範『経済・金融のための数学』(シグマベイスキャピタル)2009年
課題が求めていることを十分に読み取ってから着手し、全体の構成をよく考えて、結論に至る論理の道筋を整理してまとめてください。