科目名 | |||
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哲学史 | |||
担当教員名 | |||
内山 真莉子 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 春期週末スクーリング |
科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | 経済学部でも開講する。 |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 52104 |
開講期間 | 2021年6月12日〜6月27日 | 曜日・時間等 | 第1週6/12・13、第2週6/19・20、第3週6/26・27、土曜日13:30〜17:15、日曜日9:00〜12:45 |
オンライン授業(オンデマンド形式)
〔授業テーマ〕
「古代と中世における存在論と認識論」
〔授業概要〕
本講義では、イデアの実在性と認識論および名称の意味表示に関する西洋中世の思想を中心に据え、それを古代・近世の思想と比較することで、思想的連関について検討します。この世界には何が実在し、我々はそれらをどのように認識しているのかという問題は、哲学の主要なテーマの一つです。その中でも特に、古代ギリシャの哲学者プラトンによって提示されたイデア思想は、その後アリストテレスの質料形相論と相まって、西洋哲学に大きな影響を与えました。本講義の前半は、そうしたイデアの実在性(存在論)に関する思想に焦点を当て、古代から中世にかけて、イデアの実在性がどのように変化していったのかを確認します。後半では、先ず、そうした実在するものを認識する我々の認識論に焦点を当て、我々は何をどのように認識し、そしてそれをどのように表現しているのかという認識と言語使用に関する思想を、中世と中世以後という観点で比較し概観します。また最後に、神の存在証明という西洋哲学の特徴的問題の一つを扱い、西洋哲学において神とはどのようなものであるのかを考察します。
第1回講義内容
イデアの実在性①導入
第2回講義内容
イデアの実在性②プラトン
第3回講義内容
イデアの実在性③アリストテレス
第4回講義内容
イデアの実在性④トマス・アクィナス
第5回講義内容
イデアの実在性⑤オッカム
第6回講義内容
イデアの実在性⑥普遍論争
第7回講義内容
認識と意味表示①トマス・アクィナス
第8回講義内容
認識と意味表示②オッカム
第9回講義内容
神の存在証明①トマス・アクィナス(1)
第10回講義内容
神の存在証明②トマス・アクィナス(2)
第11回講義内容
神の存在証明③近世・近代
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
最終レポート(論述試験の代わり)にて評価します。講義内でテーマを発表します。
プリントを適宜配布する
最終レポートは論述形式になるので、日毎に配布資料を復習し(約30分)、疑問点があれば積極的に質問をする等、準備を怠らないようにしてください。