慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
社会学特殊
担当教員名
竹村 英樹
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 第1類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 経済学部でも開講する。
設置年度 2021 授業コード 52121
開講期間 10月1日(金)〜12月24日(金) 曜日・時間等 金曜日、18:20~20:05

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

オンライン授業(リアルタイム形式)

上記の授業を実施するにあたり学生が準備しておくもの

Wifi環境にあるPC。スマートフォンでも視聴はできますが、PCが便利です。

授業科目の内容

【教育社会学概説】
本授業では,教育社会学を〈教育現象の社会的文脈を解明する学問〉ととらえ,その概要を講義します。社会的文脈の解明といっても,教育現象を〈巨視的にみるのか,微視的にみるのか〉,また,〈機能的にみるのか,解釈的にみるのか〉によって,様々な研究があります。本講義では,多くの研究成果を取り上げて,研究対象の多様さとその背後にある複数の理論および方法論を示すことに努めます。
まず,学史からスタートし,対象と方法を概観することでおおまかな見取り図を示した後,各論に入ります。社会階層、家族、ジェンダーの3つのテーマを取り上げます。これらは現代日本社会を念頭において行われますが,歴史的視点,比較社会的視点も大切にして講義を進めます。
社会学理論が教育現象にどう適用されるのかを知ることで,履修者の皆さんが既に学んだ社会学理論の面白さを再発見することを目指します。また,実証研究の方法論(社会調査論)との接合も視野に入れて,データを分析するプロセスも大切にしたいと考えています。

第1回講義内容
1. 導入:<問うこと>を学ぶ

第2回講義内容
2.教育社会学はどのような学問か

第3回講義内容
3.教育社会学史と社会学史

第4回講義内容
4-1. 社会階層と教育(1):社会階層とは何か。基礎的概念の理解。

第5回講義内容
4-2. 社会階層と教育(2):社会階層の歴史的把握

第6回講義内容
4-3. 社会階層と教育(3): 戦後日本の社会階層

第7回講義内容
4-4. 社会階層と教育(4): 文化的再生産論

第8回講義内容
4-5. 社会階層と教育(5): 格差社会と学校教育

第9回講義内容
5-1.ジェンダーと教育(1):研究課題の概観

第10回講義内容
5-2.ジェンダーと教育(2):学校教育におけるジェンダー

第11回講義内容
6-1. 家族と社会化(1):基礎的概念の理解

第12回講義内容
6-2. 家族と社会化(2):役割理論

その他の学習内容
  ・毎回の授業後に「感想ラベル(レスポンスカード)」を書いて提出します。

成績評価方法

期末レポートおよび平常点(感想ラベル)による。期末レポート70% + 平常点30%で採点します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
教科書は指定しない。

参考文献

プリントを適宜配布する
参考文献は単元毎にリストを配布します。

受講上の要望、または受講上の前提条件

履修者の理解度に合わせて、シラバスで示した内容を加除し、あるいは、順番を変更することがあります。