科目名 | |||
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古文書学 | |||
担当教員名 | |||
上野 大輔 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 第2類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | 経済学部でも開講する。 |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 52139 |
開講期間 | 10月7日(木)〜1月6日(木) | 曜日・時間等 | 木曜日、18:20~20:05 |
オンライン授業(リアルタイム形式)
本授業の課題は、日本の近世において作成された文書群を体系的に把握し、考察することである。
「近世」とは、日本史の時代区分(古代・中世・近世・近代)における一時代であり、安土桃山時代(織豊期)から江戸時代までの約300年間を指す。一方「文書(もんじょ)」とは、狭い意味では、自らの意思を他者に伝えるために書かれたものを指し、広い意味では、文字を書いたもの全般を指す。前者の典型例は手紙であり、後者の場合は日記などの記録も含まれることとなる。概ね江戸時代までの文書が、古文書と呼ばれている。
本授業では、日本の近世を独自の身分制社会と見なす立場から、それぞれの身分と関わる文書を取り上げたい。すなわち、武家・公家・寺社・百姓(村)・町人(町)に関する文書の様式・機能・文意などを順次解説する。単に古文書を羅列して古文書学的な用語を示すのではなく、近世身分制社会の特質との関連で古文書を把握することに努めたい。
なお、本題(第2~11回)に入る前提として、初回では近世文書の基本的な読み方や語句の調べ方について解説する(但し、本授業はくずし字の読解を課題とするものではない)。また最終回では、近世史研究においても関心が高まってきているアーカイブズ学に論及したい。
第1回講義内容
古文書学への案内
第2回講義内容
武家文書①(幕府将軍関係)
第3回講義内容
武家文書②(幕府老中・奉行関係)
第4回講義内容
武家文書③(藩政関係)
第5回講義内容
武家文書④(藩政関係)
第6回講義内容
公家文書
第7回講義内容
寺社文書
第8回講義内容
村文書①(村政・一揆関係)
第9回講義内容
村文書②(土地・年貢関係)
第10回講義内容
町文書①(町政・諸役関係)
第11回講義内容
町文書②(商業関係)
第12回講義内容
アーカイブズ学・総括
その他の学習内容
・課題・レポート
レポートで評価する
プリントを適宜配布する
プリントを適宜配布する
配付プリントや参考文献などの内容を、必要に応じて予習・復習のこと。