慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
国際紛争処理法
担当教員名
佐々木 浩子
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2021 授業コード 72144
開講期間 10月1日(金)〜12月24日(金) 曜日・時間等 金曜日、18:20~20:05

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

上記の授業を実施するにあたり学生が準備しておくもの

テキスト(授業中参照します)
レジュメとPPT資料(授業はレジュメとPPT資料をベースに進めます)

授業科目の内容

国際法は、国家間に紛争が生じた際の処理/解決の方法について様々な手段・制度を定めています。本授業では、こうした国際紛争処理/解決の手段・制度について、基本的な枠組みを理解することを目標としています。各回で取り上げる項目は以下を予定しています。
国際紛争処理/解決の手段・制度を学ぶ際には国際法の基本的な知識を有することが不可欠ですので、この点をよく理解し、受講してください。
授業においては、外務省での実務経験から得られた知見を反映します。

第1回講義内容
イントロダクション(授業の進め方) 国際法とは

第2回講義内容
国際紛争の処理:国際紛争とは、国際紛争の平和的解決

第3回講義内容
国連の集団安全保障体制

第4回講義内容
国連による紛争処理:総会、事務総長

第5回講義内容
国際司法機関における紛争処理1-1:国際司法裁判所とは、国際司法裁判所の管轄権

第6回講義内容
国際司法機関における紛争処理1-2:国際司法裁判所の裁判手続

第7回講義内容
国際司法機関における紛争処理1-3:国際司法裁判所の勧告的意見

第8回講義内容
国際司法機関における紛争処理2:国際海洋法裁判所

第9回講義内容
国際司法機関における紛争処理3:国際刑事裁判所

第10回講義内容
紛争処理手段の競合

第11回講義内容
国際紛争の処理と日本

第12回講義内容
小テスト・総括

その他の学習内容
  ・小テスト

成績評価方法

スクーリング最終日に実施する小テストの結果により、成績評価を行います。
小テストの受験期間等詳細は、開講後にお知らせします。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

よくわかる国際法第2版/大森正仁編著 ミネルヴァ書房 2014

参考文献

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

【前提条件】
本授業の履修にあたっては、「国際法」を履修済みであることが望ましいです。履修済みでない場合には、国際法の中でも、特に法源や主体について基本的内容を理解していることが望ましいです(本授業では、法源や主体について詳細は扱いません)。

【学習】
授業時は、テキスト(教科書)及びプリント(レジュメ及びPPT資料)を手元に置いてください。
プリントは、可能な限り印刷し、授業中にフル活用してください。
授業中は、授業内容を適宜ノートにとってください。ノートはプリント(特にレジュメ)に書き込む形でも問題ありません。ノートをとる際は、教員の話す内容をすべて書き留めるのではなく、自身が重要と考える内容をまとめるようにしてください。何が重要であるかを適切に判断するために、予習を丁寧に行うことが肝要です。

【準備学習】
予習:プリントに授業で扱う項目とテキスト(教科書)の該当ページを示しますので、テキスト(教科書)の該当ページをよく読んでください。1回の予習には、少なくとも15分程度を費やしてください。
復習:テキスト(教科書)、プリントを自身のノートと照らし合わせてよく復習してください。1回の復習には、45分程度を費やしてください。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり