科目名 | |||
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環境学入門 | |||
担当教員名 | |||
青木 淳一/大平 哲/小島 恵/林 良信/一ノ瀬 大輔/清家 裕/宮本 佳明/林 健太郎/山崎 友莉子/小林 宏充 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/社会科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 12139 |
開講期間 | I期 8/10~8/15 | 曜日・時間等 | 3~4限 14:15~18:00 |
オンライン授業(オンデマンド形式)
環境問題には環境法などを扱う法学や、経済発展との関わりで経済学などの文系科目だけでなく、大気や水などの物理的な動きを解明する物理学や、環境変化の生物への影響を扱う生物学などの理系科目も関わっています。
この講義は、20世紀終盤から問題になりはじめて現在も継続中の環境問題である、循環型社会、生物多様性、温暖化対策について学際的な知識や多様な視点を身につけることを目的としています。そのために、文系科目である法学の視点で、これらの環境問題に関する法律の成立過程や意義を、経済学の視点で、これらの法律や自然科学の知識に基づいた経済活動などを解説するだけでなく、理系科目である生物学の視点で、生物多様性の成り立ちを、環境学の視点で、温暖化の影響や生態系での物質循環を、物理学の視点で、地球温暖化の仕組み、エネルギー資源の問題などを解説します。
第1、2、3、5、7、9、11回ではテキストの内容に基づく講義を行い、小テストを実施する。それに続く第4、6、8、10回では講師の専門分野に直結した環境に関する具体的な講義を行い、リアクションペーパーに記述していただきます。第12回はこれまでの総括を行い、これまでの質問への回答を紹介します。
この授業の第7回では、環境法の基本理念・原則に関して、現役弁護士による実務経験に基づく知見も提供しながら講義します。
第1回講義内容
イントロダクション - 学際的研究の必要性・困難さ(大平)
第2回講義内容
法学からみた循環型社会 − 廃掃法・容器包装リサイクル法(小島)
第3回講義内容
経済学からみた環境問題 - 環境経済学の考え方(一ノ瀬)
第4回講義内容
経済学からみた環境問題 - 廃棄物問題と経済学(一ノ瀬)
第5回講義内容
物理学からみた温暖化の原因と現状 - 気候変動の基礎(宮本)
第6回講義内容
気象学からみた温暖化の具体例 - 台風を中心に(宮本)
第7回講義内容
法学からみた温暖化対策・生物多様性 − パリ協定・生物多様性基本法(山崎)
第8回講義内容
法学からみた環境問題 − 温暖化対策等の行政実務を中心に(清家)
第9回講義内容
生物学からみた生物多様性 - 多様性の創出と維持のメカニズム(林(良))
第10回講義内容
環境学からみた生物多様性 - 両極域と我々のつながり(林(健))
第11回講義内容
物理学からみた温暖化対策 - エネルギー問題を中心に(小林)
第12回講義内容
総括(青木)
その他の学習内容
・小テスト
第1、2、3、5、7、9、11回は小テスト、第4、6、8、10、12回はリアクションペーパーによる。
追試は行わない。
法学・経済学・自然科学から考える環境問題/青木淳一・秋山豊子・大平哲・金谷信宏・小林宏充・杉本憲彦・六車明 慶應義塾大学出版会 2017
インターネット上の資料を紹介することもあるので、各自インターネットにアクセスできることが望ましい。
環境問題に興味を持っている学生の受講を希望します。
文系学生でも理解できるように平易に解説します。
授業の詳細情報は、kcc-Trackで参照ください。
本授業はオンデマンド方式とします。
資料はkcc-Trackから事前にダウンロードできるようにします。
あり