慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
心理学(行動・個性)
担当教員名
中野 泰志
科目設置 総合教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 3分野科目/自然科学分野 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2021 授業コード 12146
開講期間 I期 8/10~8/15 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

オンライン授業(リアルタイム形式)

上記の授業を実施するにあたり学生が準備しておくもの

オンラインで、簡単な実習やデモンストレーションを行うため、スマホではなく、ノートパソコン程度の画面サイズの端末を用意してください。

授業科目の内容

心理学は人間や動物の純粋な経験(現象)を整理し、その働き(機能)や意味を明らかにし、さらにその背景にあるメカニズム(機序)を探求する学問です。その究極の目的は、人間や動物の「こころ」(行動)の理解と予測であり、個々の豊かな生活(Quality of Life;QOL)を保障し、過ごしやすい社会を形成するための知見を科学的に究明していくことです。
 私達人間を含め、生物にはそれぞれ個性があり、同じ状況下でも、それぞれが異なる行動をすることがあります。そして、それぞれがユニークでかけがえのない存在です。本講義では、それぞれの個性や行動がどのように形成され、発達・変容していくのかについて概観します。
 前半では、ヒトの多様な個性について、パーソナリティと知能の側面を中心に解説します。また、何らかの原因で発達が阻害された場合に、どのような困難(障害)が生じるのかについても概観します。後半では、ヒトを含めた動物の行動の変容について解説します。
 実習、デモンストレーション、事例紹介等を行いながら、講義を展開します。また、学んだことを文章でまとめる技術を身につけていただくために、毎回、リアクションペーパーを作成していただきます。

第1回講義内容
イントロダクション

第2回講義内容
行動・個性に心理学ではどのようにアプローチするか

第3回講義内容
パーソナリティとは何か

第4回講義内容
パーソナリティの測定

第5回講義内容
知能とは何か

第6回講義内容
知能の測定

第7回講義内容
知能やパーソナリティの障害

第8回講義内容
行動変容の理論1:レスポンデント条件づけ

第9回講義内容
行動変容の理論2:オペラント条件づけ

第10回講義内容
行動理論の応用1

第11回講義内容
行動理論の応用2

第12回講義内容
まとめ(総括)

その他の学習内容
  ・課題・レポート
  ・毎回、リアクションペーパーを作成していただきます。また、最後にレポートを作成していただきます。

成績評価方法

毎回の講義の中で実施するリアクションペーパーと最終レポート課題の成績により総合的に評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
スライド資料をオンラインで配布する予定です。

受講上の要望、または受講上の前提条件

授業内で、簡単な実習やデモンストレーションを行い、毎回、リアクションペーパーを作成していただきます。
授業を閲覧するだけではなく、授業内の指示に基づいて、実習を行ったり、データを処理したり、レポートを作成したりする必要があります。
授業時間以外の自習が必要不可欠であることをご了承の上、履修してください。
オンデマンド形式を中心に、リアルタイム型を組み合わせて授業を展開する計画ですが、状況によって形式は変更する場合がありますので、ご了承ください。
なお、実習等の都合で授業内容を変更する場合がありますので、ご了承ください。また、講義の際に、事例紹介等を行う予定ですが、講義で知り得た事例等の情報をSNS等に投稿しないようにしてください。