慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
西洋美術史
担当教員名
細野 喜代
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 第1類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2021 授業コード 52109
開講期間 I期 8/10~8/15 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

実施形態

オンライン授業(リアルタイム形式)

授業科目の内容

【授業の概要】
本講義では、西洋の絵画・彫刻・建築などの造形芸術について、各時代を代表する作品を取り上げ、様式の変遷を中心に概観します。西洋美術の理解に不可欠な図像学の知識も身につけます。作品が制作された各時代、各地域の歴史的、社会的、文化的背景についても解説します。さらに、各作品が有していた固有の意味内容と、それが担っていた役割や機能も考察します。さまざまな技法についても説明します。なお、本授業で取り扱う時代は、古代ギリシアから18世紀後半までとし、地域はイタリアを中心とします。
【授業の目的】
・各時代、各芸術家の様式を把握できる。
・図像学の知識を身につけることができる。
・芸術作品が制作された歴史的、社会的、文化的背景を理解できる。
・作品の意味内容とその役割や機能を理解できる。
・技法についての知識を得ることができる。
・西洋美術作品に関して、適切な知識と鑑賞能力を習得することができる。

第1回講義内容
古代ギリシア美術

第2回講義内容
古代ローマ美術

第3回講義内容
初期キリスト教/ビザンティン/初期中世美術

第4回講義内容
ロマネスク/ゴシック美術

第5回講義内容
イタリア・ルネサンス美術①レオナルド・ダ・ヴィンチ

第6回講義内容
イタリア・ルネサンス美術②ミケランジェロ

第7回講義内容
イタリア・ルネサンス美術③ラファエロ

第8回講義内容
ヴェネツィア派/マニエリスム美術

第9回講義内容
イタリア・バロック美術①カラヴァッジョ

第10回講義内容
イタリア・バロック美術②ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ/アンドレア・ポッツォ

第11回講義内容
イタリア・ロココ美術

第12回講義内容
総括

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

レポートによる評価

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

教科書は指定しません。

参考文献

増補新装カラー版西洋美術史/高階秀爾監修 美術出版社 2002
新西洋美術史/千足伸行監修 西村書店 1999
世界美術大全集 全28巻/ 小学館 1992-2001
新装版 西洋美術解読事典/ジェームズ・ホール 河出書房新社 2004
西洋美術史ハンドブック /高階秀爾・三浦篤編 新書館 2007

受講上の要望、または受講上の前提条件

参考文献などの情報を必要に応じて予習すること、復習として、その日に学んだことや要点を、ノートなどをもとに整理しておくこと、それぞれ90分程度かかることが想定される。