科目名 | |||
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日米比較文化論 | |||
担当教員名 | |||
宇沢 美子 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 52149 |
開講期間 | I期 8/10~8/15 | 曜日・時間等 | 3~4限 14:15~18:00 |
オンライン授業(オンデマンド形式)
授業資料のなかに示すインターネット上の各種レファレンスにアクセスできるようにして、臨んでください。
授業の到達目標及びテーマ:明治以降の日米間で培われた文化・文学上の交渉をあとづける。日本文化・文学への憧憬、参照、転移、敵対、影響関係を孕む英米文学・文化を、具体的作品解釈を通じて考察する。
授業の概要:日米の文化・文学交流史を考える
第1回講義内容
日本開国、ペリー提督の日本遠征について考察する
第2回講義内容
英国のオペレッタ『ミカド』と『ゲイシャ』からみる幻想の日本像を探る
第3回講義内容
川上音二郎、貞奴のアメリカ舞台とその受容のされ方についてふりかえる
第4回講義内容
ジャポニズム文学―日本の民話の英語翻訳(チェンバレン、ハーン、ワタンナ、巌谷小波の仕事)を検討する
第5回講義内容
アメリカに活躍した日本人作家たち(ヨネ野口、前田河広一郎、金子喜一、翁久允)の作品を読む
第6回講義内容
笑と越境、ウォラス・アーウィンのハシムラ東郷コラムと谷譲次のめりけん・じゃっぷ小説の比較検討
第7回講義内容
『蝶々夫人』変化を追う―小説、舞台、オペラ
第8回講義内容
ベンリモ作『黄色い上着』における舞台幻想化された「中国」を読む
第9回講義内容
漫画戦争 第二次大戦時の「容赦なき戦い」ハリウッドvs桃太郎映画を検討する
第10回講義内容
岡倉覚三とボストン美術館―「日本庭園」の法隆寺表象の意味を模索する
第11回講義内容
日本美術の発明―フェノロサ、岡倉の仕事を考察する
第12回講義内容
試験と総括
その他の学習内容
・kcc-channel等で通知する事前課題を行った上で出席すること。
事前課題および論述試験による総合評価。
指定しない。
ハシムラ東郷―イエローフェイスのアメリカ異人伝/宇沢美子 東京大学出版会 2008
The Great Wave: Gilded Age Misfits, Japanese Eccentrics, and the Opening of Old Japan/Christopher Benfey Random House 2004
きめられた授業時間内にgoogle drive上に用意する授業資料にアクセスしてください。google drive 上の資料は閲覧のみ可能です。事前課題の内容については後日お知らせしますが。その提出は第一回目の講義日(時間設定は後日)といたします。毎回の講義に関しては、授業資料を読み、そこに示されているレファレンスに自分で目を通した上で、レスポンスペーパー(B5版1ページ程度を量の上限とする)を書き、google form上で提出することが求められます。これらの提出物(事前課題、毎回のレスポンスペーパー)に加え最終講義の時間帯においてなされるレポート形式の試験によって、成績は総合的に評価します。なお、毎回のレスポンスペーパー用のgoogle form には、質問コーナーを設けますので、質問がある方はそちらを使って質問してください。またuzawa@keio.jpにおいても質問を随時受け付けますが、回答はgoogle.form上でまとめて行うことにいたします。