慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
日本経済論
担当教員名
植田 浩史
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2021 授業コード 62125
開講期間 I期 8/10~8/15 曜日・時間等 3~4限 14:15~18:00

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

上記の授業を実施するにあたり学生が準備しておくもの

オンラインでの受講環境の準備。
毎日配布される講義資料のダウンロード(講義2回分)。

授業科目の内容

 日本経済は、江戸時代末期の幕末期に世界経済に組み込まれ、明治政権による近代化政策によって資本主義化が進んでいく。講義では、日本の資本主義形成期以降を前史とし、第2次世界大戦後の、日本の資本主義の発展を2020年代初めまで、時代ごとの経済の構造や問題点を説明しながら、論じていく。歴史的に日本経済の特徴や構造、そしてその変化を詳しく検討することをつうじて、これからわたくしたちが生きていく日本経済の、現在の世界との関係における課題や問題点を考えていきたい。

第1回講義内容
序章 近代化と日本経済(1)幕末期~1920年代

第2回講義内容
序章 近代化と日本経済(2)1930年代~敗戦

第3回講義内容
第1章 高度成長期(1)戦後復興から高度成長(2)高度成長の構造

第4回講義内容
第1章 高度成長期(2)高度成長の構造

第5回講義内容
第2章 安定成長期(1)ドルショック、石油ショック

第6回講義内容
第2章 安定成長期(2)Japan as No.1の時代へ

第7回講義内容
第3章 バブル経済と崩壊 (1)バブル経済 (2)バブル経済崩壊

第8回講義内容
第3章 バブル経済と崩壊 (2)バブル経済崩壊

第9回講義内容
第3章 バブル経済と崩壊 (3)失われた10年 

第10回講義内容
第4章 21世紀の日本経済 (1)小泉政権と「いざなみ景気」(2)リーマンショック

第11回講義内容
第4章 21世紀の日本経済 (3)東日本大震災 (4)アベノミクス

第12回講義内容
終章 コロナ大不況(後)と日本経済

その他の学習内容
  ・課題・レポート
  ・小テスト

成績評価方法

授業への出席状況、「課題・レポート」「小テスト」の提出状況、授業の最後に出す「課題・レポート」を総合的に判断し、成績をつける。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

受講上の要望、または受講上の前提条件

講義では、資料を配布するなど、利丁寧な説明を試みるが、近現代日本史に関するある程度の知識は前提とすることが多いので、知識量が不足していると感じている人は、受講の際に年表などを手元に置いておくなど、受講に当っての準備をしておいてほしい。