実施形態

オンライン授業（オンデマンド形式）

オンライン授業（リアルタイム形式）

授業科目の内容

近代東アジア世界の歴史的な起源に遡り、「私たちはどこから来て、どこへ向かおうとしているのか」という問いを思想史的に検証する作業は、今日きわめて重要な意義を有しています。この講義ではそのような問題関心のもと、西洋世界との文化接触に光を当てながら、19世紀から20世紀に至る東アジアの学問・政治・外交の動向について、比較政治思想史の視座から検討します。

第1回講義内容
イントロダクション

第2回講義内容
開国と攘夷を巡る思想史的考察

第3回講義内容
近代日本の黎明とオランダ法学

第4回講義内容
ヨーロッパ国際法受容と外交(1)―中国・朝鮮の場合―

第5回講義内容
ヨーロッパ国際法受容と外交(2)―日本の場合―

第6回講義内容
近代東アジア国際秩序の形成

第7回講義内容
近代東アジアにおける功利と正義

第8回講義内容
文明化と脱亜―福澤諭吉の政治構想―

第9回講義内容
東アジアの政治哲学とデモクラシー

第10回講義内容
中江兆民における「理義」の行方

第11回講義内容
２０世紀の怪物・帝国主義

第12回講義内容
時代閉塞の現状―総括―

その他の学習内容
　　・課題・レポート

成績評価方法

課題・レポートによる評価。
詳細については初回の授業で説明するので、履修予定者は必ず出席してください。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

『近代日本の政治構想とオランダ』大久保健晴著、東京大学出版会、2010年　ISBN978-4-13-036238-2
その他、授業中に適宜紹介します。

受講上の要望、または受講上の前提条件

授業はオンラインにより、「Zoom を用いたリアルタイム形式」と「オンデマンド形式」との、ハイブリッドで実施します。詳細は、初回授業でお伝えします。必ず初回授業（Zoomを用いたリアルタイム形式）に出席してください。