科目名 | |||
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会社法 | |||
担当教員名 | |||
堀井 拓也 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | - | 共通開講学部 | 法学部専門教育科目:会社法 |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 72103 |
開講期間 | II期 8/17~8/22 | 曜日・時間等 | 3~4限 14:15~18:00 |
オンライン授業(オンデマンド形式)
事前に配布する(予定の)講義資料を事前に読んでから授業に臨んでください。
本講義は「会社法」を解説・検討します。慶應義塾大学法学部(通学過程)では,会社法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・企業結合法という合計4科目8単位の講義を中心に会社法の学習内容が構成されています。このような膨大な会社法の内容をわずか12回の本講義で詳細に解説・検討することは現実的に不可能です。そこで本講義では会社法の全体像の把握することに努めつつも,政治的・経済的にも重要な問題である,株式会社の機関(コーポレート・ガバナンス)をめぐる問題をやや詳しく解説・検討することとしました。株式会社の機関をめぐる会社法の基本的なルールを理解し,最新の問題についても議論をできるようになることが本講義の到達目標となります。
第1回講義内容
会社法総説(1)株式会社法総説,株主有限責任原則
第2回講義内容
会社法総説(2)株式制度総説,株主平等原則,株主の議決権の意義
第3回講義内容
機関のイントロダクション(機関の意義,会社法の基本的なルール)
第4回講義内容
株主総会制度総説(株主総会の意義・権限・手続)
第5回講義内容
株主総会決議の瑕疵をめぐる諸問題
第6回講義内容
取締役・取締役会制度総説(取締役総説,取締役会の意義・権限,代表取締役の意義・権限)
第7回講義内容
取締役の義務・利益相反取引規制・報酬規制
第8回講義内容
取締役の責任・株主代表訴訟制度
第9回講義内容
コーポレート・ガバナンスをめぐる諸問題(上場会社の機関構造(監査役会設置会社・指名委員会等設置会社・監査等委員会設置会社),社外取締役制度,会社補償,D&O保険)
第10回講義内容
株式会社のファイナンス(株式・新株予約権・社債による資金調達)
第11回講義内容
株式会社の計算(会計)・剰余金の配当・自己株式取得規制
第12回講義内容
M&A総説・親子会社規制(会社法の組織再編法制,公開買付規制,キャッシュ・アウト)
その他の学習内容
・小テスト
・ 当日に学習した内容を確認する小テストを実施します(全5回:下記成績評価方法も参照)。講義を受講し,復習をしたうえで受験してください。
各日に実施する小テスト(全5回:合計50%)と最終日に提示する事例問題(テスト)(50%)で評価します。
プリントを適宜配布する
事前に配布する(予定の)講義資料に基づいて進めていきます。
予習・復習に際して有益な教科書・概説書については講義開始前にお知らせします。必要に応じて購入するなどの準備をしてください。また,講義資料の中でも参考となる文献を紹介していきます。
講義資料と音声資料(または映像資料)を配信するオンデマンド授業の形式で実施する予定です。音声資料では条文を読み上げることを省略することがありますが,これは当該条文が重要でないことを意味しません。講義資料に引用・参照されている条文は,学習用六法などを利用して必ず自分で読むことが重要となります。また,各回の講義は予習(講義資料の通読・条文の確認に約2時間)と復習(講義資料の通読・条文の確認・判例の読み直し等に約2時間)のための学習時間をとることを前提に構成されています。予習・復習の内容は講義資料で指示をします。