科目名 | |||
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社会学特殊 | |||
担当教員名 | |||
塩原 良和 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | - | 共通開講学部 | 法学部専門教育科目:社会学特殊 |
設置年度 | 2021 | 授業コード | 72123 |
開講期間 | II期 8/17~8/22 | 曜日・時間等 | 1~2限 9:00~12:45 |
オンライン授業(リアルタイム形式)
Zoomを使用して、リアルタイムで授業を実施します。Zoomをスムースに使用できるだけの性能があるパソコンとインターネット環境をご準備ください。
タイトル:多民族・多文化社会としての日本
授業の目的:
外国人労働者の増加や留学生の受け入れ拡大、急増する外国人観光客への対応、難民申請者の処遇などをめぐり、日本政府の政策は近年、目まぐるしく変化しています。その背景には、日本に定住する外国人住民やその次世代、日本国籍を取得した人々、国際結婚家庭や「ハーフ」と呼ばれる子どもといった「移民的背景をもつ」人々が増加しているという、長期的な趨勢があります。またアイヌ民族を日本の先住民族として公式に認める法律も、2019年に成立しました。日本社会の多民族・多文化化は、もはや私たちの生活に深く関わる、目に見える変化です。この授業ではその現状を学び、その先にどのような「共生」のあり方を構想できるのかを、「労働力不足対策としての外国人導入の是非」といったありがちな論点をこえた広い視座から、私たち自身の問題として、考えていきたいと思います。またこうした社会の変化にコロナ禍が与える影響についても、議論していきたいと思います。
授業の進め方:
本講義は①「履修学生が課題文献を読んで小課題(コメント)を作成する」、②「作成した文献コメントの内容を踏まえて、Zoomを通じたグループ討論を実施し、その成果を発表する」、③「発表によって学生から提起された論点に、担当教員がレクチャーとして応答する」、④「すべてのレクチャーの内容を踏まえ、履修学生が総括レポートを作成・提出する」という4つの要素によって構成されています。履修学生は、そのすべてに積極的に参画することが求められています。
課題文献は該当するグループ討論の前日に、PDFファイル等の形式で配信されます。
第1回講義内容
授業実施方法に関する説明
第2回講義内容
<テーマ1>日本は「移民国家」なのか?
グループ討論・発表1
※文献コメント1の提出
第3回講義内容
<テーマ1>日本は「移民国家」なのか?
担当教員からの応答(レクチャー)
第4回講義内容
<テーマ2>「移民・難民」とは誰のことか?
グループ討論・発表2
※文献コメント2の提出
第5回講義内容
<テーマ2>「移民・難民」とは誰のことか?
担当教員からの応答(レクチャー)
第6回講義内容
<テーマ3>「日本人」の境界はどこにあるのか?
グループ討論・発表3
※文献コメント3の提出
第7回講義内容
<テーマ3>「日本人」の境界はどこにあるのか?
担当教員からの応答(レクチャー)
第8回講義内容
<テーマ4>「日本」は誰のものか?(先住民族と国民国家)
グループ討論・発表4
※文献コメント4の提出
第9回講義内容
<テーマ4>「日本」は誰のものか?(先住民族と国民国家)
担当教員からの応答(レクチャー)
第10回講義内容
<テーマ5>「共生」は、いかにして可能になるのか?
グループ討論・発表5
※文献コメント5の提出
第11回講義内容
<テーマ5>「共生」は、いかにして可能になるのか?
担当教員からの応答(レクチャー)
第12回講義内容
総括レポートの作成と提出
その他の学習内容
・課題・レポート
1.文献コメントを適切に作成・提出したか(8点満点×5回):40点満点
2.グループ討論に積極的に参加し、適切な発表を実施したか(8点満点×5回):40点満点
3.総括レポートを適切に作成・提出したか:20点満点
計:100点満点
プリントを適宜配布する
課題文献はPDFファイル等の形式で、提出日の前日に配信します。
1~2時間の自宅学習でコメントを作成可能な分量にする予定です。
・毎日、Zoomでのグループ討論を実施しますので、すべての授業をリアルタイムで聴講可能な人が履修してください。
・急な事情で授業を欠席せざるを得なくなった場合、正当な理由であると担当教員が判断すれば、代替課題を指示することがあります。
・毎日の授業後に、1~2時間でできることを想定した自宅学習課題(文献を読んで短いコメントを作成)が求められます。