慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
マス・コミュニケーション論
担当教員名
烏谷 昌幸/山腰 修三
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 法学部専門教育科目:マス・コミュニケーション論
設置年度 2021 授業コード 72125
開講期間 II期 8/17~8/22 曜日・時間等 3~4限 14:15~18:00

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

授業科目の内容

 本講義は、現代社会においてマス・コミュニケーションが果たす政治的、社会的機能を理解することを目的とする。
 マス・コミュニケーションは現代社会を成立させる基盤の一つとなっている。この基本原理はインターネットの発達やマス・メディアのプレゼンスの相対的低下が進む中でも変わらない。むしろ、デジタル化によるメディア環境の変化が進展し、メディアと関連した政治現象や社会現象がますます複雑・多様化する中でマス・コミュニケーションの現代的特徴を捉えることはますます必要となっている。
 マス・コミュニケーションを捉えるためにはコミュニケーションという社会過程だけでなく、それを可能にするメディア、そしてそれらを取り巻く社会に関する理解が欠かせない。そこで本講義では教科書を手がかりに、マス・コミュニケーション、メディア、社会の関係性をめぐる基礎知識や概念、モデル、視座を解説する。

第1回講義内容
コミュニケーションの基礎概念

第2回講義内容
コミュニケーションと社会構造

第3回講義内容
近代社会とマス・コミュニケーション

第4回講義内容
マス・コミュニケーションの効果・影響モデルの変遷(1)

第5回講義内容
マス・コミュニケーションの効果・影響モデルの変遷(2)

第6回講義内容
政治コミュニケーション論の展開(1)

第7回講義内容
政治コミュニケーション論の展開(2)

第8回講義内容
ジャーナリズムの自由と責任(1)

第9回講義内容
ジャーナリズムの自由と責任(2)

第10回講義内容
情報化の進展と情報社会論

第11回講義内容
情報化の進展とコミュニケーション過程

第12回講義内容
日本社会の情報化と近代化

その他の学習内容
  ・

成績評価方法

課題レポートの提出による

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

コミュニケーション論/大石裕 通信テキスト 2016

受講上の要望、または受講上の前提条件

講義内容は一見すると難解に見えますが、マス・コミュニケーションやジャーナリズムの実態を踏まえながら、できるだけわかりやすく講義を行うつもりです。受講者は、ニュースにできるだけ問題意識をもって接するようにしてください。オンライン授業への変更も踏まえ、教科書を読み上げる方式が多くなりますので、教科書を用意しておいてください。