慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
産業関係論
担当教員名
八代 充史
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 経済学部専門教育科目:産業関係論
設置年度 2021 授業コード 62138
開講期間 I期 8/10~8/15 曜日・時間等 3~4限 14:15~18:00

実施形態

オンライン授業(オンデマンド形式)

授業科目の内容

 この講義では、産業関係論の様々な側面の中で特に人的資源管理について講義を行います。人的資源管理とは、市場経済で最大利潤獲得を目的にした企業がどうしたら従業員を合理的に活用し、また彼らのやる気を高めることができるかを研究する学問です。ここでは、特に日本的雇用制度に関して、下記の側面から講じたいと思います。
 私は1987年から1996年まで雇用職業総合研究所(現労働政策研究・研修機構)に研究員とし勤務しており、労働政策や雇用制度に関する実態調査に従事していました。この講義では、こうした知見を活かして、企業の雇用制度の実態を講じたいと思います。

第1回講義内容
人的資源管理と雇用制度

第2回講義内容
日本的雇用制度(1)長期雇用

第3回講義内容
日本的雇用制度(2)年功賃金

第4回講義内容
雇用制度の各論(1)初期キャリア

第5回講義内容
雇用制度の各論(2)配置・異動

第6回講義内容
雇用制度の各論(3)昇進・昇格

第7回講義内容
雇用制度の各論(4)賃金制度

第8回講義内容
雇用制度の各論(5)人事制度

第9回講義内容
雇用制度の各論(6)退職

第10回講義内容
女性化~ポジティブ・アクション

第11回講義内容
高齢化~エイジ・フリー

第12回講義内容
国際化~グローバル競争

その他の学習内容
  ・人的資源管理の理論的な側面はもちろん、企業における人的資源管理の実態を詳しくお話したいと思います。

成績評価方法

成績評価は、オンラインで提出して頂くレポートによって行います。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

『ライブ講義 はじめての人事管理(第2版)』/八代充史・南雲智映 泉文堂 2015年。

参考文献

『人的資源管理論ー理論と制度(第3版)』/八代充史 中央経済社 2019年。

受講上の要望、または受講上の前提条件

オンラインではありますが、皆さんの学習意欲にお応えできる様最善を尽くしたいと思いますので、皆さんもオンデマンドの資料とテキストを併用することで知識の習得に努めて下さい。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり