講義要綱

古代からの国語の変遷を通して、主に日本の古典文学の読解・鑑賞の質を高めること、および「ことば」に含まれる語義の多層性と汎用性をこまかに観察することにより、古典に見る日本人の心意の諸相を感知すると同時に、自身の言語の拠って立つところを洞察することを目的とする。

成績評価方法

レポートの合格を前提として科目試験によって評価する。

参考文献

［方言に関して］『講座方言学』『方言学概説』
［方言辞典］『標準語引き日本方言辞典』『日本方言大辞典』『現代日本語方言大辞典』
［言語地図］『日本言語地図』『方言文法全国地図』
［日本語の歴史に関して］『日本語の歴史（平凡社ライブラリー）』
［古語を多く収載する辞典］『日本国語大辞典　第２版』『角川古語大辞典』『古語大鑑』（刊行中）『時代別国語大辞典　上代編』『同　室町時代編』『近世上方語辞典』『江戸語大辞典』『江戸時代語辞典』
［良質な小型現代語辞典］『岩波国語辞典』『新明解国語辞典』『三省堂国語辞典』『明鏡国語辞典』『新選国語辞典』『新潮国語辞典』など

レポート作成上の注意

引用は必ず「　」でくくり、出典を明記すること。