科目名 | |||
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漢文学Ⅱ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 1 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2022 | 授業コード | T0EA001601 |
『論語』は孔子の言行録であり、儒教の最も基本的な経典である。徳治主義、尚古主義、身分主義といった特徴を持つとされるその思想は、中国のみならず日本、韓国、ベトナム等の東アジア諸国に大きな影響を与えた。まず『論語』の原典を通読し、数多くある参考書を参照しつつ、孔子の思想と儒教の特色の優れた点と限界について考察する。
当科目を履修する前に、「中国文学史」を履修していることが望ましい。
「中国文学史」「漢文学Ⅰ」「漢文学Ⅲ」
科目試験による。
吉田賢抗『論語』新釈漢文大系、明治書院、1960年
平岡武夫『論語』全釈漢文大系、集英社、1980年
金谷治『論語』岩波文庫、1999年
加地伸行『論語 増補版』講談社学術文庫、2009年
吉川幸次郎『論語(上・下)』朝日出版社(朝日選書)、1996年
渡邉義浩『全譯 論語集解(上・下)』汲古書院、2020年
土田健次郎『論語集注 1~4』平凡社東洋文庫、2013年~2015年
金谷治『孔子』講談社学術文庫、1990年
白川静『孔子伝』中公文庫、1991年
『論語』や孔子に関する参考書は数多く、それぞれの解釈には大きな違いがある場合も多いので、必ず複数を参照して考察すること。なお、原典や参考文献を引用したり使用する場合は、必ず自分の文章と区別できるようにし、出典や書誌情報、引用ページを明記すること。