講義要綱

この科目の主たる目的は、「コミュニケーション」概念を軸としつつ多様な学問領域の成果を用いて思考することの面白さを理解してもらうところにある。もともと「コミュニケーション」論は学際的な学問領域であり、政治学、社会学、心理学、社会心理学などの隣接分野との関わりが深いため学習範囲が広い。テキストや参考書だけでなく、関連する社会科学の文献をなるべく多く読むことが望まれる。今回のテキスト改訂により、ソーシャル・メディアのデータが一層充実した。その点に留意されたい。

テキスト

この科目は2016年４月に改訂されました。改訂後の新しいテキストによって履修してください。改訂されたテキストの入手方法は、『塾生ガイド』を参照してください。

テキストの読み方

テキストの内容で分からない箇所がある場合は、テキストの文章が参照している参考文献にまでさかのぼって、自分の理解を深めることが望ましい。

履修上の注意

事前に履修すべき科目や、あらかじめ学んでおくべき知識は特にない。しかし、学習にあたってはテキストだけでなく他の複数の文献を読んで幅広く勉強することが必要である。参考文献で悩む場合、テキストの中で数多くの文献が紹介されているので、これらの文献を実際に自分の眼で読んでみることが最も参考になる。

関連科目

「政治学」、「社会学」、「社会心理学」

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

大石裕『政治コミュニケーション』勁草書房、1998年
大石裕『ジャーナリズムとメディア言説』勁草書房、2005年
大石裕編『ジャーナリズムと権力』世界思想社、2006年
山腰修三編『戦後日本のメディアと原子力問題』ミネルヴァ書房、2017年
池上彰ほか『ジャーナリズムは甦るか』慶應義塾大学出版会、2015年

レポート作成上の注意

レポートのタイトルを自分で考え、冒頭に明記すること。
レポート作成を行う際に参照した文献、論文、資料などを明記すること。