慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英語科教育法
科目設置 教職科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 教職 単位 3
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード T0F0000303

講義要綱

英語科の教員として必要となる英語教育学の理論と実践について教科書および参考書を通して学ぶ。特に、日本の学校英語教育における目的論、カリキュラム論、教材論、学習者論、教授法、評価方法、4スキル・文法等の指導実践に関する各論を研究する。また、教育実習に備え、教案(英語版)の作成方法も学習して欲しい。

テキスト

石田・小泉・古家『〔改訂版〕新しい英語科授業の実践』金星堂、2020年

テキストの読み方

常に実践を意識しながら、しっかりと読んで「基本」を学んでほしい。なお、講義要綱に記載の分野(目的論・カリキュラム論・教材論・学習者論・教授法・評価・指導実践各論)については、複数の参考書を使い、その理解を深めてほしい。

履修上の注意

履修上の条件は特に無いが、教職に関する科目(特に教育心理学・教育方法論・学校カリキュラム論等に関連する科目)や、教科に関する科目(特に英語学・言語学・英米文学・比較文学などに関連する科目)等と同時ないしはその履修後にとりかかることを勧める。

関連科目

上記(「履修上の注意」)参照。

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

文部科学省『小学校学習指導要領』
文部科学省『中学校学習指導要領』
文部科学省『高等学校学習指導要領』
文部科学省『中学校学習指導要領解説─外国語編─』
文部科学省『高等学校学習指導要領解説 外国語編・英語編』
  (なお、これらの学習指導要領については、最新のものを入手するか文部科学省のホームページから最新のものをダウンロードすることもできる)
浅羽亮一他著『わかりやすい英語教育法〔改訂版〕小中高での実践的指導』三修社、2013年
石田雅近他編『英語教師の成長:求められる専門性』大修館書店、2011年
JACET教育問題研究会編『新しい時代の英語科教育の基礎と実践』三修社、2012年
JACET SLA研究会編著『第二言語習得と英語科教育法』開拓社、2013年
木村松雄編『新版英語科教育法:小中高の連携─EGPからESPへ』学文社、2011年
三浦省五・深澤清治編『新しい学びを拓く英語科:授業の理論と実際』ミネルヴァ書房、2009年
望月昭彦編『改訂版新学習指導要領にもとづく英語科教育法』大修館書店、2010年
村野井仁『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』大修館書店、2006年
村野井仁『統合的英語科教育法』成美堂、2012年
高橋一幸『成長する英語教師』大修館書店、2011年
土屋澄男編著『新編英語科教育法入門』研究社、2011年
  (以上の参考書については、改訂されている場合は、新学習指導要領に基づくものを利用すること。)

レポート作成上の注意

課題1は英語で書くこと。教育実習生の英語力の低下が現場では問題となっているので、英語の辞書や英語そのものに関する参考書を使い、英語の教員としてふさわしい完璧な英語で作成して欲しい。また、教案は人に見てもらうことが多いので、第三者がみても分かり易いフォーマットで作成すること。